海外FXのトレードで発生した利益を出金する方法は、複数あります。
しかし、クレジットカードや電子ウォレットなどは入金額までしか出金できないなど制限がかけられているため、海外銀行送金で利益を出金するのが一般的です。
海外銀行送金は全ての海外FX業者で利用することが可能で、海外の中継銀行を介して国内の銀行口座に送金されるのが特徴です。
この記事では、多くの日本人が口座を所有するゆうちょ銀行で入出金可能な海外FX業者と、海外FXの入出金に便利な金融機関について説明します。
ゆうちょ銀行で入出金可能な海外FX業者
多くの海外FX業者はゆうちょ銀行からの入金に対応しています。
ところが、海外FX業者からゆうちょ銀行へ出金することはできません。
出金先の銀行にSWIFTコードのない金融機関は指定できないためです。
SWIFTコードとは、国際的な送金の際に主に利用される文字列のことです。
コードの文字数は8文字もしくは11文字で、金融コード4文字・ISO国名略号2文字・所在地コード2文字・支店番号3文字で構成されます。
ゆうちょ銀行の他にも、入金はできても出金ができない銀行は、ジャパンネット銀行・じぶん銀行・みずほ銀行・新生銀行などがあります。
ゆうちょ銀行から海外FX業者に入金した場合は、別のSWIFTコードがある金融機関の口座を出金先に指定しましょう。
ただし、口座名義および住所が同一の必要があります。
海外FXで入出金できる銀行はどこ?
ゆうちょ銀行を含め、多くの国内の銀行から海外FX業者への入金が可能です。
そして、SWIFTコードのあるほとんどの国内の銀行であれば、海外FX業者からの出金に対応しています。
ただし、なんらかの理由で銀行側が海外FX業者からの入金を拒否するケースがあるようです。
そのため、複数の国内銀行口座を開設し、一つの銀行が利用できなかった場合は別の銀行を試すとよいでしょう。
銀行から海外FX業者に入金する場合、送金手数料などがかかるため、クレジットカードなど他の入金方法の方が入金手数料を安くおさえることができます。
海外FX業者から国内銀行に送金する場合、海外FX業者から中継銀行への中継手数料(リフティングチャージ)と、中継銀行から国内銀行への受取手数料が必要です。
このうち、中継銀行への中継手数料は必ず必要となります。
しかし、国内銀行への受取手数料は、銀行により大きく異なるため、出金手数料を低く抑えることが可能です。
受取手数料は「被仕向送金(ひしむけそうきん)手数料」とも呼ばれ、通常は2,500円程度が必要です。
この被仕向送金手数料を0円にできるのが、ソニー銀行・住信SBIネット銀行・楽天銀行です。
これらの銀行を海外FX業者からの出金口座に指定すると、中継手数料のみの負担ですむためお得です。
まとめ
ゆうちょ銀行で入出金可能な海外FX業者と、海外FXの入出金に便利な金融機関について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- ゆうちょ銀行は、海外FXへの入金は可能だが出金はできない
- SWIFTコードのある銀行は、海外FXからの出金が可能
- ソニー銀行・住信SBIネット銀行・楽天銀行は出金手数料が安い
ゆうちょ銀行は、海外FX銀行からの出金ができません。
そのため、海外FXで得た利益を海外銀行送金で出金する場合には、SWIFTコードのある別の銀行口座を利用する必要があります。
ソニー銀行・住信SBIネット銀行・楽天銀行は受取手数料が無料のため、中継手数料のみの負担ですみます。