海外FXをする上で、約定力の高さは非常に重要です。
約定力が低いとスリッページが発生しやすくなり、想定したタイミングや価格で決済できないためです。
この記事では、スリッページなしの海外FX会社とおすすめを紹介します。
スリッページなしの海外FX会社とおすすめ
スリッページとは、注文したレートと実際に約定したレートとの差のことです。
そして、スリッページの発生頻度はFX会社により大きく異なります。
スリッページが発生する原因は、FX会社のサーバーのスペックの問題、通信速度の差、リクイディティ・プロバイダー(LP)の数、取引時間帯などがあります。
スペックが低いサーバーを使用している海外FX会社は、大量の注文が入った際にサーバーの処理が間に合わなくなり、スリッページが発生しやすくなります。
通信速度は、回線とサーバーの距離や回線の混み具合、その他の要因で遅くなることがあります。
LPは、FX会社に為替レート等を提供するインターバンクを指し、LPの数が多いFX会社ほど流動性が高まり、約定も速くなります。
また、為替レートが激しく動いている取引時間帯、例えば米雇用統計や要人発言などの際には、スリッページが発生しやすくなります。
現実には、100%約定することはないため、スリッページなしの海外FX会社は存在しませんが、スリッページが少ない約定率の高い海外FX会社を選ぶことが大事です。
スリッページが少ない海外FX会社を選ぶ基準は、NDD方式を採用していること、約定率を公表していること、運営実績が長く口コミ評判が良いことなどです。
NDD方式は「ノンディーリングデスク」の略で、トレーダーの注文を直接インターバンクに通すため、注文後のタイムラグが少なくなり、スリッページが発生しにくいのが特徴です。
約定率は、公式Webサイトで公表している海外FX会社が安心できます。
スリッページが少ないおすすめの海外FX会社が公表している約定率は、以下の表のとおりです。
会社名 | 約定率(%) | 平均約定スピード(秒) |
---|---|---|
LAND-FX | 98.22 | 0.179 |
XM | 99.92 | 0.306 |
TITAN FX | 99.98 | 0.391 |
AXIORY | 99.84 | 0.297 |
LAND-FX
約定スピードの速さで、LAND-FXは群を抜いています。
Amazonなどとデータセンターを提携し、高速で安定したサーバーを確立しているためです。
スプレッドの狭さにも定評があり、スキャルピングなど短期売買をするかたには特におすすめです。
XM
日本人に特に人気が高いXMは、約定率もスピードもトップクラスで、安定しています。
最大レバレッジが888倍で、豊富なボーナスも魅力です。
Zero口座を利用すると、低いスプレッドで取引することも可能です。
TITAN FX
約定率が最も高く、注文が執行されないことがほぼないレベルです。
TITAN FXが多くのLPと提携し、豊富な為替レート情報を元に流動性の高さを保っているため、スリッページが発生しにくくなっています。
わずかでも、スリッページの発生を避けたいかたにはTITAN FXがおすすめです。
AXIORY
AXIORYは、公式Webサイトに月ごとの約定スピードおよびスリッページ率を公表しているため、透明性が高いのが特徴です。
世界最大の金融インフラ、エクイニクス社と提携し、高いスペックのサーバーが稼働していることが、約定率の高さにつながっています。
取引プラットフォームにMT5やcTraderを使うことができ、多彩な数値分析ツールや自動売買ソフトが利用できるなど、上級者も満足できるツールの豊富さも魅力です。
まとめ
スリッページなしの海外FX会社とおすすめについて見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- スリッページとは、注文したレートと約定したレートとの差
- スリッページはNDD方式を採用し、スペックの高いサーバーを稼働させ、多数のLPと提携している海外FX会社で発生しにくい
- スリッページが少なくておすすめの海外FX会社は、LAND-FX・XM・GEMFOREX・TITAN FX・AXIORY
海外FXで、注文したレートで確実に約定させるためには、スリッページが少ない海外FX会社を選ぶことが重要です。
スリッページは、スペックが低い、通信速度に問題がある、LPが少ないなどの海外FX会社で発生しやすいです。
スリッページが少ない、約定力の高い海外FX会社として、LAND-FX・XM・TITAN FX・AXIORYなどがおすすめです。