Trading Viewには、デフォルトで100種類以上、カスタムを含めると8,000種類以上のインジケーターがあります。
その中で、移動平均乖離率は逆張りトレードでよく使われるインジケーターです。
この記事では、Trading Viewで移動平均乖離率を表示する方法について説明します。
Trading Viewで移動平均乖離率を表示する方法
Trading Viewは、FX・株・仮想通貨などのトレードで役に立つ、様々なインジケーターや描画ツールが搭載された、次世代型チャートツールです。
インジケーターのうち、移動平均線は初心者から上級者まであらゆるトレーダーが使います。
それに対し、移動平均乖離率は聞いたことがない、もしくは詳しくは知らないかたが多いでしょう。
- 移動平均線からどれだけ現在の価格が離れているかを知るための指標
移動平均乖離率の数値が大きいほど、現在の価格が移動平均線から離れていることになり、乖離率を基準にした逆張りトレードに活用されます。
なぜなら、価格は移動平均線に収束する性質があるためです。
この移動平均乖離率をTrading Viewに表示すれば、5~10%程度離れていた場合に逆張りするだけのため、慣れればFX初心者でも簡単なトレードです。
ただし、短期売買にしか使えません。
よく利用されるのは、25日移動平均乖離率です。
移動平均乖離率を表示するには、Trading Viewにサインインし、検索窓に「Moving average deviation rate」と入力し、検索ボタンを押します。
すると、サブチャートに移動平均乖離率と2σのボリンジャーバンドを組み合わせたチャートが表示されます。
移動平均乖離率だけだと、エントリーポイントがわからず、勝つことが難しいため、他の指標も併用して表示すると良いでしょう。
チャートに表示できるインジケーターの数はプランによって異なり、無料プランでは最大三つまでです。
有料プランにすると、料金に応じて最大5~25個まで表示できるようになります。
移動平均乖離率を使った逆張りトレードをする際には、必ずファンダメンタルもチェックします。
なぜなら、大きなトレンドができるような外的要因がある場合には、移動平均線から大きく乖離し続けることがあるためです。
まとめ
Trading Viewで移動平均乖離率を表示する方法について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 移動平均乖離率は逆張りトレードでよく使われる
- Trading Viewで「Moving average deviation rate」と検索することで移動平均乖離率が表示される
- 逆張りトレードは短期売買に適している
Trading Viewでは、検索窓に「Moving average deviation rate」と入力し検索することにより、移動平均乖離率が表示されます。
移動平均乖離率とは、移動平均線と現在の価格との乖離率を表す指標で、逆張りトレードに有効です。
移動平均乖離率を活用した逆張りトレードは、短期売買に有効ですが、大きなトレンドが発生している場合には不向きなため、長期間のポジション保有や、ファンダメンタルに大きな動きがある場合などには注意が必要です。