ハーモニックパターンは、フィボナッチ数列を活用したトレード手法で、欧米で人気が高いですが、日本人でも一部で利用するかたが増えてきました。
ハーモニックパターンはいくつかの種類があり、研究が続けられていますが、チャート上で発見するのが困難というデメリットがあります。
Trading Viewを使うと、ハーモニックパターンを比較的簡単に描画できるため、おすすめです。
この記事では、Trading Viewでハーモニックパターンを見つける方法、活用方法について説明します。
Trading Viewでハーモニックパターンを見つける方法、活用方法
Trading Viewは、Trading View社が提供する多機能なチャート分析ツールです。
Trading Viewには有料プランと無料プランがありますが、描画できる豊富なツールが無料プランでもデフォルトでついています。
描画ツールは、ラインを引くだけのものから、長方形や楕円などの図形の描画、フィボナッチやギャンなどを描画するツール、予測ツールなどあり、ハーモニックパターンはパターン描画ツールの一つです。
パターン描画ツールは、ハーモニックパターン以外ではエリオット波動やトライアングルパターンが有名です。
Trading Viewでハーモニックパターンを見つけるには、チャート左側に表示される描画ツールのうち、「パターン」から「XABCDパターン」を選択します。
チャートの設定を、チャート右下より「ログスケール」にしておく必要があります。
そして、ハーモニックパターンが発生していると思われる支点を「X」として選択し、続いてAからDまでの地点を順番にクリックしていくだけです。
描画後に、ツールバーを利用すると、色の変更や調整ができます。
修正や消去は容易にできるため、慣れる意味でもくり返し描画し、ハーモニックパターンを見極める能力を身につけましょう。
ハーモニックパターンを見つけるために、フィボナッチ数列の知識が必要で覚えるのも大変ですが、Trading Viewを利用することにより、描画を実践しながらパターンを覚えていくことが可能です。
ハーモニックパターンが発見しやすいのは、市場が固定されている時間帯で、くり返し登場する傾向にあります。
ハーモニックパターンにはいくつの種類がありますが、基本となるガートレー・バット・バタフライ・クラブの四つを覚えておけば、十分でしょう。
基本となるエントリー方法は、Dの地点において大きく反発したタイミングで注文し、利確はフィボナッチ数列など他のツールも参考に決定します。
ハーモニックパターンを見つけるだけならTrading Viewの無料プランだけでも十分ですが、他の高度な機能も使いたいかたは、3種類ある有料プランを試しても良いでしょう。
まとめ
Trading Viewでハーモニックパターンを見つける方法、活用方法について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- Trading Viewは豊富な描画ツールがそろったチャート分析ツール
- Trading Viewを利用するとハーモニックパターンが簡単に発見できる
- 何度もハーモニックパターンを描画し慣れることが大事
Trading Viewは、無料プランでも高機能な各種ツールが利用でき、なかでも描画ツールの豊富さには定評があります。
その描画ツールの一つを活用すると、ハーモニックパターンを容易に発見できます。
ハーモニックパターンは修正や消去も簡単なため、何度も使い慣れることが、ハーモニックパターンの発見しやすさにつながります。