米住宅着工件数の意味とFXへの影響、トレードへの活かし方

  • 2023年4月15日
  • 2023年4月11日
  • 海外FX

アメリカで発表される経済指標はどれも重要ですが、幅広い範囲の需要が見込め、アメリカ経済の先行きを示す米住宅着工件数は、先行指標として特に重視されます。

米住宅着工件数の動向を見ることで、FXトレードの方針を立てるなどに役立てることができます。

この記事では、米住宅着工件数とは?発表される指標の意味と発表日、米住宅着工件数の為替への影響とFXトレードへの活かし方について説明します。

米住宅着工件数とは?発表される指標の意味と発表日

米住宅着工件数とは?発表される指標の意味と発表日

米住宅着工件数
  • アメリカ国内で1か月に建設された新築住宅の戸数を公表する経済指標
  • 米総務省が計測期間の翌月3週目に発表

新築住宅は、大型家電や家具・内装・電気ガス設備その他の耐久消費財が同時に購入されるため、個人消費に大きな影響が及びます。

アメリカの個人消費は、GDPの約70%を占めるため、アメリカ国内の経済にとても大きな影響を与え、さらには世界全体の景気にまで影響があります。

つまり、米住宅着工件数の動向が、その後のアメリカの個人消費の動きにつながり、それが長期的な波及効果となる可能性が高いため、重要な先行指標となります。

アメリカの住宅に関し、米住宅着工件数と同様に新築住宅の動向を示す米建築許可件数がありますが、これは地方自治体等への建築許可申請が必要な地域で許可発行された新築住宅の件数が調査の対象となっているため米住宅着工件数よりも少ないのが普通です。

米建設許可件数は実際の着工に先がけて出されるため、先行指標としては米住宅着工件数よりも早いですが、より確実な数値としては米住宅着工件数の方が信頼性が高いです。

また、米中古住宅販売件数は新築住宅ではなく中古住宅の購入に関する指標で、新築住宅を購入するほどの余裕がないアメリカ人の数を示すため、米住宅着工件数との比較をすると役立ちます。

米住宅着工件数は、一戸建てと集合住宅ごと、さらには北東部・中西部・南部・西部の4地域に分けて発表されます。

季節ごとにばらつきが大きいことから、調整をかけた上、年率換算して発表されます。

アメリカの金利、特に住宅ローン金利の上下に大きく影響されるため、FRBが発表する金利の動向にも注意しましょう。

米住宅着工件数の為替への影響とFXトレードへの活かし方

米住宅着工件数の為替への影響とFXトレードへの活かし方

米住宅着工件数は、アメリカの個人消費がどのように動くかの先行指標となるだけでなく、世界の基軸通貨の米ドルの上下にもつながるため、為替に大きな影響を与えます。

また、FXの取引量が多い主要通貨ペアが米ドルとのペアであるため、FXのチャートの動きにもつながります。

アメリカのGDPが世界1位であること、さらにはそのGDPの70%を占める個人消費がどのようになるか、その先行指標として米住宅着工件数を活かしましょう。

米住宅着工件数は、2018年以降おおよそ100万戸~180万戸を推移していますが、2021年~2022年と順調に伸びていたのに対し、2023年にかけて減少傾向にあります。

2023年2月16日に公表された1月分の米住宅着工件数は、5か月連続で前月比マイナスの130万9000戸となっており、これは2009年以降では最長記録となりました。

2020年6月以来の低水準の数値で、景気の悪化というよりは相次ぐ金利上昇による影響が大きいと考えられます。

ただし、米建築許可件数は横ばいのため、米住宅着工件数が回復していくとの予測も立ちます。

特に、一戸建ての新築住宅は9か月連続のマイナスで、マイナス幅も30%近くなっているのに対し、集合住宅がやや増加していることから、住宅ローン金利の高騰が住宅市場の冷え込みを示しているとも分析できます。

集合住宅は、一戸建てほどは家具や内装などにお金をかけないため、個人消費の拡大にはつながりにくいことも注目すべきです。

個人消費が伸び悩むということは、世界の中で米ドルの優位性が揺らぐ可能性が高いですが、アメリカの景気の冷え込みが世界全体に波及することもあるため、米ドルとの通貨ペアの国の景気にも注意しましょう。

日本円との関係を例に取ると、アメリカの景気が落ち込み米株価が下がると、日本株も同時に下がる傾向があるため、日本円が弱くなり円安に動くことも考えられます。

今後、FRBが金利引き上げを停止する動きもあるため、アメリカの景気がどのようになるかを分析する上で、米住宅着工件数の公表に注目しましょう。

まとめ

米住宅着工件数の意味とFXへの影響、トレードへの活かし方のまとめ

米住宅着工件数とは?発表される指標の意味と発表日、米住宅着工件数の為替への影響とFXトレードへの活かし方について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

まとめ
  • 米住宅着工件数はアメリカ国内で1か月に建設された新築住宅の戸数を示す経済指標
  • 米住宅着工件数は、季節や住宅ローン金利などの影響を受ける
  • 米住宅着工件数はアメリカの景気の先行指標として役立ち、それが為替にも影響を及ぼす

米住宅着工件数はアメリカ国内で1か月に建設された新築住宅の戸数を示す経済指標で、重要な先行指標となります。

米住宅着工件数は一戸建てと集合住宅に分かれ、四つの地域ごとに発表されるため、分析に役立てることができます。

米住宅着工件数がアメリカの個人消費にも大きな波及効果を与え、アメリカの景気の動向だけでなく、世界全体の景気にも大きな影響を及ぼし、為替の動きにも影響があるため、FXのトレードに活かすことが可能です。

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