サマータイムは、日本人にはあまりなじみがありませんが、欧米など海外の多くではサマータイムを実施しています。
海外旅行や海外出張するかたはもちろんですが、国内にいるかたもFXなどの投資をする際にはサマータイムの知識が必要になることがあります。
この記事では、2023年のサマータイム開始時期と取引時間について説明します。
2023年のサマータイム開始時期と取引時間
サマータイムとは、夏の太陽が出ている時間を有効に使うため、導入されました。
サマータイムでは、毎年春と秋に年2回のタイミングで時計が1時間進んだり戻ったりします。
アメリカを例に取ると、サマータイムの開始は3月の第2日曜日午前2時で、そのタイミングに時計が1時間進みます。
サマータイムの終了は11月の第1日曜日午前2時で、そのタイミングに今度は時計が1時間戻ることとなります。
2023年のサマータイムの始まりは、3月12日(日)の午前2時で、時計が1時間先に進み午前3時となっています。
この時間が元に戻るのが2023年11月5日(日)の午前2時で、午前1時に時計が戻ります。
日本とアメリカは時差があり、さらにアメリカ国内でもタイムゾーンが四つに分かれ、それぞれで時差があります。
また、アメリカ国内でもメキシコ付近の南部ではサマータイムを設ける意味があまりないため、サマータイムを採用していません。
山岳部時間を採用するアリゾナ州も、同様です。
サマータイムには、年2回も時計を進めたり戻したりすることのデメリットを指摘する意見もあり、アメリカやヨーロッパ各国で廃止の意見も出ています。
日本国内にいても、FXなどの投資をするかたは、サマータイムとそれ以外の標準時間とでは1時間時計が縮まることになるため、注意が必要です。
具体的な取引時間の変更は証券会社により異なりますが、FXや米国株・CFD商品・海外先物取引・為替取引などにおいて取引時間が変更となる可能性があります。
投資をする際には、ニューヨーク証券取引所のあるニューヨークと日本との時差に気をつける必要があります。
ニューヨークと日本の時差は14時間ですが、サマータイムには13時間となります。
サマータイムの切り替わりは、アメリカでは深夜の時間帯ですが、日本では昼にあたるため、注意が必要です。
サマータイムのタイミングを忘れないために、カレンダーやアラーム機能などで把握しておくと安心です。
取引プラットフォームにMT4やMT5などを使っている方は、サマータイムのタイミングで時計の切り替えが必要になります。
まとめ
2023年のサマータイム開始時期と取引時間について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- サマータイムは春と秋の年2回、時計が1時間ずれること
- サマータイムを導入していない国や地域もある
- 日本国内にいてもサマータイムの切り替わるタイミングには注意が必要
サマータイムは日本にはないですが、欧米では広く導入されています。
2023年のサマータイムは、アメリカ時間では3月12日(日)の午前2時に時計が1時間進み、11月5日(日)の午前2時に時計が1時間戻ります。
FXや米国株などを投資する際に、取引時間が変更となることがあるため、証券会社の取引時間やMT4などの取引プラットフォームの設定を確認しておきましょう。