サマータイムは、日本でも導入が検討されたことがありながら現在は実施していません。
欧米を中心にサマータイムを導入している国が多く、FXをする際にはサマータイムがあることを把握しておく必要があります。
この記事では、2022年のサマータイム開始時期と取引時間について説明します。
2022年のサマータイム開始時期と取引時間
サマータイムとは、夏の時期に時計を1時間早くする制度のことです。
サマータイムを主に導入しているのは北米とヨーロッパが中心で、その他の導入地域は各地に点在しています。
そして、FX市場の多くが欧米を中心に展開されていることから、日本でFXをするかたにとっても、サマータイムについて知っておく必要があります。
また、サマータイムに関しては廃止の動きも出ており、EUでは2019年3月の欧州議会において、2021年にサマータイムを廃止することが可決されました。
ただし、EU各国の調整が難航しており、2022年1月現在において、未だサマータイムは導入されたままです。
仮にEUでサマータイムが廃止になっても、EUを離脱したイギリスはサマータイムを継続する可能性があるなど、様々な状況が考えられるため、最新情報を把握しておくことが大事になります。
地域ごとのサマータイム開始時間と終了時間
サマータイムの開始時期は国や州によって異なるため、以下で国ごと、地域ごとにサマータイム開始時間と終了時間を説明します。
アメリカ・カナダ
アメリカやカナダのサマータイムは、毎年3月第2日曜日~11月第1日曜日です。
2022年においては、3月13日日曜日の午前2時に時計が1時間進められ、3時となります。
また、同じく2022年の11月6日日曜日の午前3時に時計が1時間戻り、2時となったところでサマータイム終了です。
ヨーロッパ
上述のとおり、EU加盟国はサマータイム廃止をすでに決定していますが、いつから開始されるかは不明です。
もし2022年も引き続きサマータイムが導入される場合、3月27日日曜日の午前1時に時計が1時間進められ、2時となります。
同様に、2022年の10月30日日曜日の午前2時に時計が1時間戻り、1時となったところでサマータイム終了です。
オーストラリア
南半球のオーストラリアは、北半球のアメリカやヨーロッパとは季節が逆になるため、2022年1月現在すでにサマータイムで、2022年4月3日日曜日、午前3時に時計が1時間戻り、午前2時となるとサマータイムが終了します。
そして、2022年10月2日日曜日、午前2時に時計が1時間進み、午前3時になると再びサマータイムとなります。
オーストラリアでは、主要都市がある東海岸の地域でのみサマータイムを導入しています。
ニュージーランド
ニュージーランドも、オーストラリアと同様に南半球に位置するため、サマータイムはすでに始まっています。
2022年4月3日日曜日の午前3時に時計が1時間戻り、2時となるとサマータイムが終了し、2022年9月25日日曜日の午前2時に時計が1時間進み、3時となったところでサマータイム終了です。
サマータイム時には、FXの取引時間帯が1時間ずれるだけでなく、重要指標などもずれるため、注意が必要です。
また、サマータイムにおけるFXの取引時間は、FX会社により異なりますが、通常は1時間早く開始され、1時間早く終了します。
たとえば、海外FX会社のXMにおいては、サマータイム時には月曜日午前6時5分に取引開始し、土曜日午前5時50分に取引終了します。
これは、通常時間の1時間早い時間の取引開始、および取引終了となります。
さらに、金融商品ごとにサマータイムの取引時間に違いがあるケースもあるため、各FX会社で確認しましょう。
まとめ
2022年のサマータイム開始時期と取引時間について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- サマータイムは、夏の時期に時計を1時間早くする制度を指す
- 日本のようにサマータイムがない国がある一方、アメリカ・ヨーロッパ・オーストラリア・ニュージーランドなどはサマータイムを導入している
- サマータイムの取引時間は、FX会社により異なる
日本人にあまりなじみのないサマータイムですが、アメリカやヨーロッパなどサマータイムを導入している国は多いため、サマータイムについて知っておくことはFXにおいて大事です。
サマータイムの取引時間はFX会社により対応が異なり、各FX会社で確認する必要があります。
EUがサマータイムを廃止する方針であるなど、サマータイムについて様々な動きがあるため、常に最新の情報を得ることをおすすめします。