ナスダックミニとは、ナスダック市場における小型の先物取引契約です。
ナスダックはNYダウやS&P500と並び、とても重要なアメリカの株式市場の一つですが、ナスダックに直接手を出すのは、ややハードルが高いです。
しかし、ナスダックミニは個人投資家や資金が乏しい小口投資家でも手を出しやすいのが特徴です。
この記事では、ナスダックミニが取引できるCFD会社とおすすめについて紹介します。
ナスダックミニが取引できるCFD会社とおすすめ
ナスダックは2種類あります。
ナスダックに上場している約3,000企業を対象としたナスダック総合指数と、ナスダックの時価総額100銘柄(金融業を除く)を対象としたナスダック100です。
ナスダックミニは、ナスダック100の方を扱い、アップルやマイクロソフト・アマゾン・テスラ・エヌヴィディア・アルファベットなど、誰もが知っているようなアメリカを代表とするIT企業やハイテク企業が対象です。
そして、ナスダックミニはナスダック指数の価格変動に連動する先物取引です。
つまり、上場している企業の銘柄を直接売買するのではなく、価格変動の動向に対するポジションを持つための取引です。
国内の取引所でナスダックミニを取引するには、CFD取引を行います。
CFD取引は、価格変動に対する差金決済のため、資金が少ないかたでもレバレッジをきかせるなどの工夫をして稼ぐことが可能ですが、リスクも大きいため注意しましょう。
とはいえ、ナスダックミニが対象とする企業は、アメリカの中でも選りすぐりの100社のため、株価が一気に暴落するなどのリスクは低めなのが安心材料です。
CFD取引は、具体的には購入時と売却時の価格差に基づき、利益または損失を受け取る取引のため、CFD会社を選ぶ際には、価格差などの情報を豊富に提供し、約定力が高い、安心できる会社を選ぶ必要があります。
それに加え、裁定取引数量や最大レバレッジ、取引手数料なども確認してCFD取引をはじめることが大事です。
楽天証券
楽天証券は、楽天グループの傘下にあり、幅広いトレードが初心者でも簡単に開始でき、楽天ポイントでも投資できるなど、サービスの質の高さに定評があります。
その楽天証券では、「E-mini NASDAQ-100」という銘柄でナスダックミニのCFD取引ができます。
楽天証券では、その他にも多数のCFD取引が可能で、最小取引単位を少なくできる、ミニ取引も多いのが特徴です。
E-mini NASDAQ-100では、最小取引単位が0.1Lotから可能で、3,000円程度の資金があればトレードが可能です。
IG証券
IG証券は、ノックアウト・オプションという金融商品を日本で初めて導入するなど、先鋭的な証券会社として有名で、キャンペーンも数多く開催しています。
IG証券では、「米国テク株100」という名称でナスダックミニのCFD取引が可能です。
米国テク株100の最小取引単位は0.5Lotからで、トレードをはじめるには15,000円程度の資金が必要となります。
GMOクリック証券
大手ネット証券のGMOクリック証券は、古くから多くのトレーダーが愛用し、信頼感が高いです。
様々なCFD取引が可能で、「米国NQ100ミニ」という銘柄のナスダックミニが利用できます。
米国NQ100ミニの最小取引単位は0.1Lotから可能で、楽天証券と同様に3,000円程度の資金があればトレードが可能です。
取引ツールの使いやすさや、取り扱う商品の豊富さではGMOクリック証券は業界トップクラスのため、かなりおすすめです。
まとめ
ナスダックミニが取引できるCFD会社とおすすめについて見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- ナスダックミニはナスダックに上場しているアメリカの主要100企業の指数に対する先物取引
- ナスダックミニは、CFD取引の形式でトレードを行う
- ナスダックミニが取引できるおすすめのCFD会社は、楽天証券・IG証券・GMOクリック証券
ナスダックミニは、アップルやマイクロソフト・アマゾンなど誰でも知っているようなアメリカの主要IT・ハイテク企業100社の指数に対し、先物取引を行います。
国内では、ナスダックミニをCFD取引で利用できる会社が増えてきており、それぞれにサービス内容が異なります。
最小取引単位が少ない、安心して利用できる、取引手数料が安いなどの基準でおすすめのナスダックミニが取引できるCFD会社は、楽天証券・IG証券・GMOクリック証券です。