DMM FXは、取引コストが安く、使いやすいFXサービスです。
出金に関しても、出金手数料は無料で出金申請した翌営業日には出金が反映され、出金上限もありませんが、なんらかの理由で予定どおりに出金できないケースもあります。
この記事では、DMM FXに出金拒否はある?出金できないケースと対処法について説明します。
DMM FXに出金拒否はある?出金できないケースと対処法
DMM FXは、出金手続きを簡単に行うことができ、比較的早く出金できるため、多くのFXユーザーに支持されています。
大手DMMグループが運営している安心感もあり、口座開設者数は業界トップクラスです。
そんなDMM FXでは、原則として出金拒否はありませんが、出金に関していくつかの注意事項があります。
まず、DMM FXでは最低出金額が2,000円と定められています。
出金の金額は2,000円以上に設定しましょう。
次に、保有ポジションがある場合についてです。
DMM FXではポジションを保有していても出金が可能ですが、ポジション維持のための証拠金が必要なため、出金額が制限されてしまいます。
もし、希望する額の出金ができない場合は、いったんポジションを解消し、あらためて出金手続きを行うと良いです。
また、ポジションを保有中に出金手続きが完了した場合でも、ポジションを保てなくなった場合や追加証拠金が発生すると、出金が解約されてしまいます。
これは、ポジション保有中に含み損が増えると、証拠金維持率が低下するため、DMM FX側でそのポジションが強制ロスカットされ、出金が取り消されるというしくみです。
さらに、追加証拠金が発生した場合は、口座残高がゼロとなり、さらにマイナス分の補填として追加で入金する必要が生じます。
これを防ぐには、出金時には大きなポジションを持たないことや、相場急変時には事前にポジションを解消しておくなどの対策が有効です。
出金拒否とは少し異なりますが、DMM FXではまれに約定拒否されることがあります。
これは、相場の急変時に発生しやすく、ユーザーの取引量が増える結果として約定が拒否されてしまいます。
めったに起こることではありませんが、約定できないことにより証拠金維持率が下がり出金できなくなることもあるため、相場が大きく動く未然にポジションを解消しておくのが無難です。
そして、要注意なのが口座凍結です。
口座凍結は最も重い処分の一つで、過度なスキャルピングを行ったときなどに口座が凍結されてしまいます。
DMM FXではスキャルピング自体を禁止しているわけではありませんが、規約の第7条5項において「取引の如何に関わらず本取引システム又は本取引システムの運用に対して過大に負担を強いる行為」が、第7条9項において「短時間での注文を繰り返し行う行為」が禁止事項となっています。
つまり、節度のあるスキャルピングでトレードする範囲においては問題ありませんが、ボットを使うなど明らかにDMM FXのサーバー等に負担をかける行為は慎むべきでしょう。
口座凍結されてしまうと、これまで作り上げてきたアカウントの復旧はほぼ不可能なため、口座凍結につながるような極端な短期売買は避けることが一番の対策です。
口座凍結のメールが届くと、速やかに出金を促す旨の一文があります。
これは、出金できる最後通告のため、1秒でも早く出金を終わらせましょう。
ちなみに、DMM FXでは自動売買ツールの使用は、規約により一切禁止されています。
禁止されている取引を行った場合でも、口座凍結ではなくDMM FX運営側より事前通知のメールが届くことがあります。
これは、同様の行為をくり返すと口座を凍結するという警告のメールととらえましょう。
次は口座凍結するという意味のため、メール記載の禁止事項は決して行わないことが重要です。
これら以外にも、DMM FX側のメンテナンスや金融機関の繁忙期による手続きの遅延、システムやサーバーのエラー、天変地異その他の理由により、出金が大幅に遅れることがあります。
この場合は、それらの状態が解消するまで待つ以外の解決策はありません。
もし、出金に関し疑問や質問がある場合は、お客様サポートの「お問い合わせ」より、質問することが可能です。
まとめ
DMM FXに出金拒否はある?出金できないケースと対処法について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- DMM FXは通常どおりにトレードする限り、出金拒否はされない
- ポジションを持った状態で出金すると、出金が取り消される可能性がある
- DMM FXはスキャルピング可能だが、口座凍結される恐れがある
原則として、DMM FXにおいて出金拒否されることはありませんが、出金までに時間がかかることや、約定拒否・口座凍結の可能性はあります。
DMM FXは最低出金額が2,000円となっており、保有ポジションがあっても出金可能ですが、そのポジションで含み損が発生しポジションが保てなくなった場合や強制ロスカットされた場合、さらには追加証拠金が発生した時などには、出金が取り消されてしまいます。
さらに、相場急変時などには約定拒否されることもあり、それが出金の取り消しにつながる可能性もあるため、確実に出金したいかたは、出金時には全てのポジションを解消しておくのが良いでしょう。
また、DMM FXではスキャルピングはできますが、自動売買ツールの使用は禁止で、極端に短い時間に短期売買をくり返すなどサーバーに負担をかける行為は禁止事項となっており、口座凍結される可能性があるため、注意しましょう。