Amex(アメックス)はアメリカンエクスプレスカードの略称で、国際カードブランドの中でもステータスが高いことで有名です。
Amexは日本国内を含め世界中に提携先があり、サービス内容も豊富で充実しているため、高額な年会費を支払ってでも利用したいかた向けです。
そのAmexは、海外FXのクレカ入金にも利用可能ですが、近年はクレカ入金に対する規制が強化される傾向にあり、Amexで海外FXにクレカ入金できないケースが増えています。
この記事では、Amexでクレカ入金できる海外FX、Amexで海外FXにクレカ入金する際の注意点について説明します。
Amexでクレカ入金できる海外FX
2023年1月現在、Amexでクレカ入金できる海外FX会社はありません。
世界中にある全ての海外FX会社を調べたわけではありませんが、少なくとも日本人トレーダーの多くが利用する主要な海外FX会社ではAmexでのクレカ入金は利用できない、もしくは利用停止中です。
以前は、数は少ないながらもいくつかの海外FX会社でAmexによるクレカ入金が可能でした。
その中には、TitanFXやiFOREX・FXGT・GEMFOREXなど、日本人トレーダーに人気の高い海外FX会社も含まれていました。
ところが、これらのFX会社も続々とAmexのクレカ入金を止めています。
最後に残ったGEMFOREXも、2022年10月7日の告知でクレジットカード決済会社移行のため、Amex・DINERS・DISCOVERの3ブランドによるクレカ入金を一時停止しています。
TitanFXは、VISAとMasterCardでクレカ入金ができ、Amexのみ利用できなくなっています。
iFOREXとFXGTは、VISA・MasterCard・JCBでクレカ入金ができますが、AmexやDinersなどは利用停止中となっています。
これらの海外FX会社によるAmexでクレカ入金の対応は、あくまで一時停止のため、近い将来それが解除され、再びAmexでクレカ入金ができるようになる可能性は残されています。
Amexで海外FXにクレカ入金する際の注意点
現在、Amexで海外FXにクレカ入金することはできませんが、将来的に利用できるようになったと仮定して、注意点をいくつか紹介します。
まず、Amexで海外FXにクレカ入金することは、ショッピング枠の利用となります。
通常、店舗やネットショップ等においてAmexで買い物をするのと同じ手続きです。
そして、クレカ出金はそのショッピングをキャンセルし、返金することを意味します。
そのため、出金上限額は入金額までとなります。
もし、クレカ入金時にAmexのポイントをもらったとしても、出金時にそのポイントは消滅することになります。
海外FXへのクレカ入金は、Amexに限らずどの国際カードブランドにおいても、入金エラーとなる可能性があります。
カードの限度額を超過している、有効期限切れ、名義の間違いなどのミスがなくても、カード会社や金融機関の事情により、入金が拒否されてしまいます。
その理由は、不正防止や犯罪防止などであると考えられ、カード会社や金融機関独自の判断基準で決定されています。
また、直接Amexでクレカ入金できない場合でも、bitwalletなどのオンラインウォレットを活用し、間接的に入金する方法があります。
その方法を利用するには、海外FX会社がbitwallet入金に対応している必要がありますが、まずAmexでbitwalletの個人アカウントに入金し、その後でbitwalletから海外FX会社に入金します。
この方法は直接クレカ入金するより時間や手間がかかる上、カード入金時の手数料が4~5%と高額なため、あまりおすすめの方法ではありません。
まとめ
Amexでクレカ入金できる海外FX、Amexで海外FXにクレカ入金する際の注意点について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- Amexでクレカ入金できる海外FX会社はない
- TitanFX・iFOREX・FXGT・GEMFOREXはAmexによるクレカ入金が再開される可能性を残している
- bitwalletを通じてAmexから海外FX会社に入金することも可能
Amexでクレカ入金できる海外FX会社は、以前はTitanFX・iFOREX・FXGT・GEMFOREXなどで可能でしたが、それらが全て利用停止となっています。
Amexに限らず、海外FXのクレカ入金は審査が厳しくなる傾向にあり、入金エラーとなる可能性が高まっています。
Amexからbitwalletに入金し、bitwalletから海外FX会社に入金することも可能ですが、手数料が高く手間もかかってしまいます。