FX Beyond は、2021年3月に日本でサービスをスタートし、魅力的なキャンペーンやサイトの使いやすさなどで人気を高めている海外FX会社です。
ところが、FX Beyondはロスカットルールがやや厳しいため、注意が必要です。
この記事では、FX Beyondのロスカットルールと注意点、FX Beyondの必要証拠金・証拠金維持率の計算方法について説明します。
FX Beyondのロスカットルールと注意点
FX Beyondは、最大レバレッジが1,111倍あり、スキャルピングや自動売買の制限も緩いため、トレードに有利です。
さらに、新規口座開設で2万円をもらうことができるキャンペーンや100%入金ボーナスなどがあり、それらを利用することで少ない資金でもトレードを開始することができます。
ただし、FX Beyondは他の海外FX会社と比較すると、ロスカットルールがやや厳しく、資金が少なすぎると簡単に強制ロスカットされてしまいます。
まず、ロスカット自体は投資家が巨額の損失を負わないための救済措置で、特にFX初心者にはありがたいしくみです。
また、突然の相場の急変動の際にも、損失を最小限に抑える役目を果たします。
FX Beyondのロスカットルールは、証拠金維持率が100%以下になるとマージンコールが発生し、証拠金維持率が50%以下で強制ロスカットされるという内容です。
さらに、強制ロスカットが間に合わずに口座残高がマイナスとなると、ゼロカットが施行されます。
マージンコールは、強制ロスカットが近づいてきたことを警告してくれる通知です。
新たに入金するか、ポジションを決済することにより、マージンコールの通知がなくなります。
それらの対策をとらない間に証拠金維持率が50%以下となると、強制ロスカットが開始されます。
複数のポジションを持っている場合は、必要証拠金が多い順から強制ロスカットが順次行われていきます。
他の海外FX会社では評価損益が大きい順から強制ロスカットされることが多いため、その違いに注意しましょう。
証拠金維持率は、MT4のチャート上に常に表示されているため、確認する習慣をつけると良いです。
FX Beyondのロスカットルールは、他の海外FX会社では証拠金維持率が20%以下にならないと強制ロスカットされないことが多いため、注意しないと資金がすぐに底をついてしまいます。
少ない資金で、ハイレバレッジを利用したトレードをするかたには、やや不向きといえるでしょう。
FX Beyondの必要証拠金・証拠金維持率の計算方法
FX Beyondの証拠金維持率はMT4上で確認できますが、そのしくみや計算方法を知っておくことにより、ロスカットルールがより深く理解でき、強制ロスカットを回避することにつながります。
必要証拠金とは、ポジションを保持するために必要となる、FX会社に預けておく最低限の資金(証拠金)を指します。
そして、証拠金維持率とは必要証拠金に対して有効証拠金がどの程度の割合で残っているかのことです。
有効証拠金は、FX Beyondに預けている資金の総量と考えて良いです。
証拠金維持率の計算方法は、「証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100」で表すことができます。
FX Beyondでは、有効証拠金が必要証拠金の半分以下になると、強制ロスカットされることとなります。
まとめ
FX Beyondのロスカットルールと注意点、FX Beyondの必要証拠金・証拠金維持率の計算方法について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- FX Beyondでは証拠金維持率が50%以下で強制ロスカットされる
- FX Beyondのロスカットルールは、他の海外FX会社と比較して厳しめ
- 強制ロスカットを避けるためには、有効証拠金を増やすかポジションをいくつか決済する必要がある
FX Beyondを利用する日本人が増えてきていますが、FX Beyondのロスカットルールは証拠金維持率が50%以下で強制ロスカットされるため、他の海外FX会社が証拠金維持率20%以下で強制ロスカットとなることと比較すると、厳しめとなっています。
特に、高いレバレッジでトレードするかたや、少ない有効証拠金でトレードするかたは、すぐに強制ロスカットされてしまうリスクが高いです。
証拠金維持率が100%以下でマージンコールが発生するため、その時に追加入金するか、ポジションを決済するなどの対策を取りましょう。