XMは、日本人に人気の高い海外FX業者です。
ところが、XMにおけるトレードで稼いだお金が出金できないケースがあることを知らず、後悔するケースも存在します。
この記事では、XMでどのような時に出金拒否されるのか、出金できないケースとその対処法について紹介します。
XMに出金拒否はある?出金できないケースと対処法
海外FX業者の中には、出金拒否が頻繁に起こる、または出金までに必要以上の時間を要する場合があります。
しかし、XMは約10年の運営実績を持ち、世界中に100万人以上の顧客を抱える信頼性の高い海外FX業者です。
金融ライセンスを持っているため、出金拒否をしてライセンスを剥奪されるようなリスクを冒すとは考えられません。
日本語に対応しているため、日本人の顧客も多く、通常の使用において、出金拒否となるケースは非常に稀です。
ただし、トレーダー側のミスやルール違反、勘違いなどの理由で、以下に説明するような出金拒否されるケースが考えられます。
ボーナスを出金しようとするケース
XMでは、新規口座開設でもらえる3,000円のボーナスや、入金100%ボーナスなどがあります。
それらのボーナスは出金できないため、注意しましょう。
そのため、入金した金額もしくはトレードで稼いだ金額と、ボーナスとを区別しておくことが大事です。
XMの口座では、入金した金額は「残高」と表示されます。
そして、付与されたボーナスは「クレジット」と表示されるため、容易に区別できます。
残高とクレジットは、共にトレードにおいて有効証拠金として使うことができますが、損失が発生した場合には、残高から優先的に差し引かれます。
さらに、残高から出金すると、出金した割合に応じてボーナスが消滅していくため、出金の際には注意が必要です。
口座が凍結されているケース
XMでは、一定期間口座を使用しないと、口座が凍結されてしまいます。
具体的には、90日間トレードを行わないと、休眠口座となり、月額5米ドルの口座維持手数料が口座から差し引かれます。
この手数料が積み重なった結果、口座残高が0円となり、さらに90日間が経過すると、口座が凍結されます。
そのため、最低でも3か月に1度はXMでトレードもしくは入金を行う必要があります。
両建てなどのルール違反をするケース
XMでは、買いと売り両方のポジションを持つ両建てや、業者間のレートの違いを利用した裁定取引を禁止しています。
これらのルールに違反してトレードを行った場合、出金拒否される可能性があります。
例えば、XMでは複数の口座を開設することが可能ですが、同じ通貨ペアで一つの口座は買い、もう一つの口座は売りのポジションを同時に持ち利益を得た場合などが該当します。
XMのルールを熟読し、これらのルール違反に該当するトレードは、一切行わないようにしましょう。
出金する銀行口座の情報に誤りがあるケース
単純なミスですが、意外に多いのが出金する銀行口座の情報に誤りがあるケースです。
特に、XMの口座登録時に入力した名前と、銀行口座の名義とが異なると、出金拒否される可能性があります。
普段使わないローマ字表記のため、一文字抜けているなどのミスが生じるため、注意しましょう。
名義の間違いに気づいたら、XMのサポートセンターに連絡して名義を変更しましょう。
また、新生銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行・ジャパンネット銀行・じぶん銀行・セブン銀行では、XMからの出金を受け付けていないため、注意しましょう。
入金方法ごとに出金方法や上限が異なる
XMに限らず、多くの海外FX業者では、原則として入金した方法と同じ方法で出金することとなっています。
これは、マネーロンダリングの防止や入出金時の名義の整合性をはかるためです。
また、bitwalletなどの電子ウォレットから入金した場合、入金額以上の出金は電信送金を利用することとなります。
複数の方法で入金した場合、出金の優先順位は1番目がクレジットカード・デビットカード、2番目がbitwalletなどの電子ウォレット、3番目が電信送金となります。
やや複雑な出金ルールですが、これらのルールに違反する出金方法は、エラーとなります。
ポジション保有時、証拠金維持率が150%を下回る
XMでは、ポジションを保有したままでも出金が可能ですが、その条件として証拠金維持率が150%を超えていることが必要です。
長期ポジションを保有している場合で、証拠金維持率が150%を下回る場合は、ポジションをいったん決済して出金するか、出金をあきらめるかの選択をすることとなります。
出金処理日数の勘違い
XMの公式Webサイトが日本語表記されているため勘違いされやすいですが、XMは海外FX業者のため、出金処理に一定以上の日数がかかります。
国内FX業者と比較すると、XMにおける出金手続きや海外送金など出金ルートごとの着金時間が必要となるため、出金までにより多くの期間を要します。
さらに、週末や祝日などにより、営業日の設定が異なることがあるため、それらも考慮に入れましょう。
また、りそな銀行など海外からの送金があると、着金確認の電話が本人宛にかかる場合があります。
この着金確認の電話に出ないと、銀行側で入金処理が止まるため、こちらから確認の電話をかける必要が生じます。
XMの最低出金額を満たしていない
XMでは、出金方法ごとに最低出金額が定められています。
最低出金額を下回る出金はできないため、注意しましょう。
電信送金の最低出金額は10,000円で、上限はありません。
まとまった金額を出金する場合や、トレードで得た利益分を出金する場合には、電信送金を利用することとなります。
クレジットカードやbitwalletなどの最低出金額は500円で入金額と同額までしか出金できません。
出金ルールの変更
業者により、以前は入出金できていた方法が利用できなくなるケースは多くあります。
公式Webサイトやメールなどによりトレーダーに連絡されるはずですが、見落としなどにより把握していないと、出金できないこととなります。
例えば、以前は多く使用されていたNETELLERは、XMをはじめ多くの海外FX業者で使用できなくなりました。
bitwalletからの出金は、以前は利益出金ができていましたが、2019年4月より利益出金ができなくなっています。
ビットコインによる入出金は、XMでは一切できなくなりました。
2019年10月現在において、XMで生じた利益を出金する方法は電信送金のみとなっています。
まとめ
XMで出金拒否されるケースとその対処法について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- ルールどおりに利用する限り、XMで出金拒否はされない
- XMで禁止されているトレードをすると出金拒否されることがある
- XMの出金ルールを熟知することで、確実に出金される
XMは世界的に人気の高い海外FX業者で、日本語にも対応しているため日本人にも人気があります。
XMにおいて出金拒否はほとんどありませんが、両建てや裁定取引などのルール違反した場合には、出金拒否される可能性があります。
銀行口座の名義を間違うなど、ミスにより出金が行われないことがあるため、出金の際に念入りに確認し、分からないことはカスタマーサービスに問い合わせましょう。
また、最低出金額や上限、着金までの期間などXMには複雑な出金ルールがあるため、それらのルールを把握することが大事です。