海外FX業者のXMは日本語表記のため、日本人にとって使いやすい取引所です。
しかし、XMで使用する取引プラットフォームのMT4またはMT5では、時間の表示がグリニッジ標準時(GMT)となっているため、取引時間がいつなのかわからなくなることがあります。
この記事では、XMの取引時間と主要市場の取引時間・相場傾向、XMの取引時間外にできることとできないことを説明します。
XMの取引時間と主要市場の取引時間・相場傾向
XMの取引時間
XMの取引時間は、夏時間と冬時間で異なります。
夏時間は3月の最終日曜日午前1時~10月の最終日曜日の午前1時までです。
それ以外は冬時間となります。
- 夏時間 日本時間で月曜日午前6時5分~土曜日午前5時50分
- 冬時間 日本時間で月曜日午前7時5分~土曜日午前6時50分
※冬時間の取引時間は、夏時間よりも1時間遅くなるため、注意が必要です。
この取引時間内であれば、24時間FX取引が可能です。
FXはニューヨーク市場、シドニー市場、東京市場、ロンドン市場の順に世界各国で取引が行われているためです。
XMを含む、海外FX業者のほとんどが、グリニッジ標準時(GMT)を使用しています。
GMTとはイギリスの標準時のことで、「GMT+○(時間)」と表示されます。
XMの本社は、セーシェルにあります。セーシェルとイギリスの時差は+3時間です。
そのため、XMの取引プラットフォームMT4およびMT5において、取引時間は「GMT+3」と表示されます。
ただし、夏時間の場合は、取引時間が1時間早まる関係で、MT4およびMT5に表示される取引時間は「GMT+2」となります(以下同じ)。
日本とイギリスの時差は、+9時間です。
つまり、「GMT+9」です。これは、XMのMT4およびMT5で表示される「GMT+3」よりもさらに6時間進んでいる計算となります。
例えば、MT4に表示されている時間が6時の場合、日本時間では12時です。
主要市場の取引時間・相場傾向
FXは株式取引などと異なり、世界中の市場のどこかが開いていると取引できるため、平日であればほぼ24時間取引が可能です。
ただし、開かれている時間帯の市場により特長があります。
東京市場
東京市場は、日本時間の午前9時~午後5時まで開かれます。
日本時間の午前中は、欧米など海外トレーダーの多くが夜中になるため、比較的おとなしい値動きです。
正午12時前後にやや大きな値動きをすることがあるぐらいです。
15時~17時になると、欧州のトレーダーが参入しはじめるため、だんだん値動きが活発になっていきます。
欧州市場
欧州市場は、夏時間が日本時間で16時~24時、冬時間が17時~25時となります。
ロンドン市場をはじめパリ、フランクフルトなど主要国の取引所が開くため、世界に大きな影響を及ぼす値動きを示します。
欧州市場が開く時間は、FXに加えて金などの貴金属市場も活発になります。
通常日でも値動きが大きいですが、重要な経済指標の発表や紛争などの発生により、とても激しい値動きをすることがあるため、初心者にはハードルがやや高い時間帯でもあります。
欧州市場
22時になると、ニューヨーク市場が開きます。
また、23時がオプションカットの時間帯となるため、この時間帯は相場が大きく変動しやすく、大きく稼ぐチャンスになります。
上級者にはおすすめの取引時間です。
ニューヨーク時間は、夏時間が日本時間で22時から6時、冬時間が23時から7時です。
日本時間で夜中になるため、参加するのが難しいかたが多いでしょうが、世界的に値動きが活発な時間帯です。
特に、22時~24時は欧州市場とニューヨーク市場が重なり、相場が活発に動きます。
要人の重要な発表などのニュースは確実にチェックし、その前後はいったんポジションを閉じて様子を見ることにより、大きな損失を避けることが可能です。
その後はやや相場が緩やかになりますが、ロンドン市場がクローズする午前1時や、シカゴの通貨先物取引が終了する午前5時頃に、大きな値動きをみせることがあります。
トレンドができやすいため、稼ぎやすい取引時間です。
XMの取引時間外にできること、できないこと
土曜日の朝から月曜日の朝まで、XMの取引時間外になります。
その他、サーバーメンテナンスの時間帯や、クリスマスや年末年始など取引できない可能性があります。
XMの取引時間外では、注文や決済が一切できません。
成行注文はもちろんですが、指値注文やその他の注文全て受け付けられません。
また、利確やロスカットなどの決済もできません。
大きな損失を避けるためには、金曜日の夜までに決済し、ポジションの持ち越しを避けましょう。
金曜日の夜は大きく相場が動きやすく、決済の判断に迷うものですが、月曜日の朝に大きく反発することは珍しくないため、早めの決断が大事です。
取引時間外では、日本語サポートも休業します。
そのため、日本語ライブチャットが利用できません。メールで問い合わせることは可能ですが、営業再開後の回答となります。
まとめ
XMの取引時間と主要市場の取引時間・相場傾向、XMの取引時間外にできることとできないことについて見てきました。
内容をまとめると以下のとおりです。
- XMの取引時間は月曜日の朝から土曜日の朝まで
- 平日であれば世界中の主要市場が開かれているためほぼ24時間取引できる
- XMの取引時間外は原則として全ての取引ができずサポートも受けることができない
XMは海外のFX業者で、日本語表記のため日本人が使いやすい取引所です。
月曜日の朝から土曜日の朝まで、世界中の主要市場が開いているためほぼ24時間FX取引が可能です。
日本時間で夕方から夜中の時間帯に、特に相場が活発になります。
土日は世界中の市場が休みとなるため、土曜日の朝から月曜日の朝まではXMの取引時間外となります。
取引時間外には全ての取引ができません。
日本語サポートも休業するため日本語ライブチャットは利用できませんが、メールによる問い合わせは可能です。