スワップポイントは、金利の差額を調整するための数字で、通貨ペアによってはポジションを持っているだけで得をする場合と、損をする場合があります。
この記事では、海外FX業者のXMでスワップポイントが加算されるタイミングと、スワップポイントの確認方法を紹介します。
XMのスワップポイント加算タイミング
国内のFX業者と比較し、海外のFX業者は高いレバレッジによる運用や、取引できる通貨ペアの多さなど、多くのメリットがあります。
スワップポイントも、その一つです。
しかし、英語表記がわかりにくい、大きな損失が発生しやすいなどのデメリットもあります。
そんな海外FX業者の中でも、初心者におすすめなのがXMです。XMの公式Webサイトは日本語表記で、日本語によるサポートを受けることが可能です。
XMは、レバレッジが最大888倍にもなり、追証なしのゼロカットシステムを採用しているため、相場の急落などにより大きな損失を受ける可能性が低いのが特徴です。
数多くあるXMのメリットの中でも、日本円と他の外貨との通貨ペアでポジションを持ち、スワップポイントを受け取る方法はおすすめです。
なぜなら、国内FX業者よりも海外FX業者の方がより多くのスワップポイントを受け取ることができる傾向にあるためです。
スワップポイントは、原則として取引日が切り替わるタイミングで加算(または減算)されます。
このスワップポイントが加算されるタイミングを、ロールオーバーと呼びます。
XMの取引時間帯は、夏時間と冬時間とで異なります。夏時間の取引時間帯は、6時5分~翌5時50分、冬時間の取引時間帯は、7時5分~翌6時50分です。
そのため、ロールオーバーの時間帯は、夏時間が5時50分~6時5分、冬時間が6時50分~7時5分となります。
FXは土日の取引がないため、スワップポイントが加算されるタイミングは平日のみです。土日はスワップポイントの変動がないため、注意しましょう。
ただし、日本の祝日はFXの取引があるため、スワップポイントが変動します。
XMには、スワップポイントが通常の3倍となる、「スワップ3倍デー」があります。
このスワップ3倍デーは、毎週水曜日に開催され、他の曜日の1日分のスワップポイントが3日分加算されます。
水曜日にスワップポイントが加算される理由は、市場が閉鎖される土曜日までポジションを保有した場合に発生する、土日分のスワップポイントが計算されるためです。
XMに限らず、多くのFX業者で採用しているしくみです。
XMのスワップポイントの確認方法
XMのスワップポイントは、固定していると勘違いされるかたもいますが、常に変動しているため、定期的に確認し、確実にスプレッドによる利益が出るようにすることが大事です。
XMのスワップポイントを確認する方法は、主に3通りです。
XMの公式Webサイトより確認する方法と、スワップ計算機を利用する方法、MT4から確認する方法です。
XMの公式Webサイトより確認する方法
XMの公式Webサイトにおいて、全ての通貨ペアにおけるスワップポイントが、一覧表で確認できます。
「ロングスワップ価値(ポイント)」が買いポジションのスワップポイント、「ショートスワップ価値(ポイント)」が売りポジションのスワップポイントを意味します。
通貨ペアによっては、買いポジション、売りポジションいずれの場合も、スワップポイントがマイナスになります。
この場合は、長期間保有するとどんどんスワップポイントがマイナスとなるため、早めに決算した方が良いかもしれません。
マイナーな通貨(ZARやMXNなど)のペアや、政治情勢が不安定な通貨(HKDやTRYなど)のペアでは、スプレッドが大きく開くことがあり、スワップポイントが高くなることがあります。
スプレッドが大きいと言うことは、ポジションを持った瞬間に大きなマイナスからのスタートとなるため、スワップポイントが大きいからと安易にポジションを持つのはリスクが伴います。
そのため、スプレッド差も必ず確認しましょう。
スワップポイントを一覧表で確認するには、トップページの「取引」→「FX取引」と順にクリックすると、表示されます。
スワップ計算機を利用する方法
XMの公式Webサイトから確認すると、様々な通貨のスワップポイントが一覧で表示されるため便利ですが、リアルタイムのスワップポイントを確認するなら、スワップ計算機を利用する方が適しています。
スワップ計算機の利用方法は、口座の基本通貨、調べたい通貨ペア、口座タイプ(マイクロ・スタンダード・XM Zero)、ロット数量(1ロット=10万通貨)を選択し、「計算する」ボタンをクリックします。
すると、右側にスワップ買い、スワップ売り、現在の変換価格が表示されます。
さらに、下部には口座の基本通貨と変換された通貨それぞれの価格が表示されます。
自分の口座の基本通貨を日本円にしておくと、日本円以外の通貨ペアを選択した場合にも、日本円でどのぐらいのスワップが加算されるかが簡単にわかるため便利です。
スワップ計算機のページに移動するには、トップページの「FXを学ぶ」→「XMの自動計算ツール」と順にクリックし、スワップ計算ツール画面の「詳細を読む」をクリックしましょう。
MT4から確認する方法
MT4(メタトレーダー4)は、XMを含め海外FX業者が多く採用するツールです。国内FX業者も一部が採用しています。
MT4を開き、メニューの「表示」→「通貨ペアリスト」を順にクリックし、スワップポイントを調べたい通貨ペアを表示しましょう。
その後、「設定」よりリアルタイムの買いスワップポイントまたは売りスワップポイントが確認できます。
XMはMT5の利用も可能です。
MT5で確認する方法は、メニューの「表示」より「気配値表示」をクリックし、画面上を右クリックして「銘柄」を選択します。
それ以降は、MT4と同様の確認方法となります。
まとめ
海外FX業者のXMでスワップポイントが加算されるタイミングと、スワップポイントの確認方法を紹介しました。まとめると以下のとおりです。
- XMのスワップポイント加算タイミングは夏時間が5時50分~6時5分、冬時間が6時50分~7時5分
- スワップポイントは常に変動するため、定期的に確認することが大事
- XMのスワップポイントを確認する方法は3通りあり、必要に応じて使い分けが必要
XMは、公式Webサイトが日本語表記で日本語サポートを受けることができる海外FX業者です。
通貨ペアの金利の差額によって生じるスワップポイントで利益を得ることが可能です。
スワップポイントは平日に加算され、加算される時間帯は夏時間が5時50分~6時5分、冬時間が6時50分~7時5分です。
スワップポイントは常に変動するため、定期的に確認しましょう。
スワップポイントを確認する方法は、一覧表による確認、スワップ計算機で計算する方法、MT4(またはMT5)で確認する方法があります。