FXは大事な資金を預けることになるので、XMはどのようなライセンスを取得しているのか気になる人や不安に感じる人は多いと思います。
XMは日本でのライセンスとなる金融庁の認可を受けていない金融機関ですが、海外でライセンスを取得しています。
本ページではXMはどの国のライセンスを取得しているのか、また取得しているライセンスは信用できるのか、預けた証拠金はどうなるのかなど、見ていきたいと思います。
XMが取得している金融ライセンス
法人名 | 国 | ライセンス | ライセンス番号 |
---|---|---|---|
Tradexfin Limited(日本向け) | セーシェル共和国 | セーシェル金融庁ライセンス | SD010 |
Trading Point Holdings Ltd (本社) | キプロス共和国 | キプロス証券取引委員会(CySEC) | CySEC 120/10 |
Trading Point of Financial Instruments UK ltd | イギリス | 英国金融行動監視機構(FCA) | 705428 |
Trading Point of Financial Instruments Pty Ltd | オーストラリア | オーストラリア証券投資委員会(ASIC) | 443670 |
参考:XMレギュレーション
XMはグローバルに展開している企業で、複数の法人で運営されています。
日本でサービス提供をしている法人は「Tradexfin Limited」という会社名で、セーシェル共和国のライセンスを取得しています。
本社の「Trading Point Holdings Ltd」では、キプロス共和国のライセンスを取得しており、その他イギリスのFCAやオーストラリアのASICなど複数の国のライセンスを取得しています。
どの国のライセンスも信頼性が高いもので、XMはライセンス的に全く問題ないと考えて良いでしょう。
日本の金融庁に登録されていない理由と影響
海外のライセンスは複数所有していますが、XMは日本の金融庁に登録や認可されている会社ではありません。
そのため、日本では安全性が担保されていないと考え、不安視されている人もいると思います。
ですが、金融庁の認可を受けた業者になると日本の法規制を受けることになります。
日本ではレバレッジの規制があり、現状は25倍までのレバレッジまでしか取引できないルールになっています。
また、このルールは強化される可能性があり、近い将来的に10倍まで規制が強まる可能性が高いです。
一方でXMはこれら日本の規制を受けないので、最大888倍のレバレッジで取引可能です。
レバレッジの規制があると、同じ証拠金でも持てるポジションの量が少なくなり、投資家としては収益チャンスが、XMとしては取引量が制限され収益が落ちてしまいます。
結果として顧客サービスが低下することになるので、XMでは日本の金融庁の認可を受けないという選択肢を取ることにしているんですね。
国内FXでないことから、税法上は雑所得の扱いになるなどデメリットもありますが、ハイレバレッジのメリットは計り知れないので、私は海外FXを選択しています。
XMはグローバルに展開している企業で、上述した通り、グループでは複数の国のライセンスを取得しています。
会社や顧客管理の体制、資金の保管体制などは各国厳しくチェックされますので、多くの人が不安視されるポイントは問題ありません。
日本では金融庁の認可を受けていないと危険な企業と思われがちですが、顧客の資産や安全性、公平なトレードという意味では国内FX会社を上回っているので、金融庁の認可を受けていないからと過度に心配をする必要はありません。
XMの会社概要
項目 | 名称 |
---|---|
正式名称 | Trading Point of Financial |
本社所在地 | 12 Richard & Verengaria Street,Araoizos Castle Court,3rd Floor,3042 Limassol,Cyprus |
ライセンス/登録地 | CySEC/Cyprus, FCA/UK, FSP/New Zealand, BaFin/Germany, CNMV/Spain, AFM/Netherlands, FI/Sweden, FIN/Finland, ACP/France, PSZAF/Hungary, CONSOB/Italy, KNF/Poland |
事業開始日 | 2009年6月19日 |
資本金 | 36億米ドル |
口座数 | 100万口座以上(2017年に突破) |
参考:XMレギュレーション
XMは2009年に事業開始をした会社で、10年以上の歴史がある会社になっています。
資本金は3.6億ドルとなっており、日本円換算すると約400億円となっています。
(1ドル110円計算)
国内最大手のDMM FXの資本金が98億円となっていますので、約4倍の規模になっています。
参考:DMM FXの会社概要
口座数は2017年時点で100万口座を突破しており、現在はもっと多くの口座を持っていると予想されます。
国内FX会社で最も口座の多いDMM FXでも2019年6月に72万口座ほどですので、2年前にすでに100万口座を超えているXMの規模の大きさがわかると思います。
資本金や口座数がすべてではありませんが、資本金・口座数ともに国内FXの最大手の会社よりも大きくなっており、安全性や信頼性の面では問題ないと考えても良いのではないかと言えると思います。
XMの証拠金の預託方法
会社の信頼性が気になる人にとって、預けた証拠金の預託方法も気になると思います。
XMでは「顧客の資産と自社の資産を明確に分けて保存する」分別保管という形をとっています。
国内のFX会社の中には、信託銀行に預ける信託保全という保管形式をとっている会社が多いです。
信託保全をしていると、万が一FX会社が倒産した時にも信託銀行に証拠金が預けられているので、債権者などに取られることなく全額返還されます。
分別保管の場合、XMが倒産した時に確実に返還が保証されているわけではありませんが、XMでは万が一に備えて保険に加入しており、1顧客あたり1億円まで保険金がもらえるようになっています。
そのため、万が一XMが倒産しても証拠金が返ってこないということはありません。
上述した通り、XMの資本金は国内FX会社の何倍もあり、顧客数(口座数)も国内FXを凌駕する規模ですので、倒産リスクは極めて低いといえます。
倒産リスクが低く、万が一倒産しても証拠金は戻ってくるXMですので、国内・海外のFX会社を含めても信頼性は抜群といえます。
まとめ
XMの取得しているライセンスや証拠金の安全性について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- XMはセーシェル共和国のライセンスを取得
- グループではキプロス、イギリス、オーストラリアのライセンスを取得
- 証拠金は分別保管され、万が一の倒産時にも証拠金は返ってくる
XMは日本の金融庁のライセンスを取得していませんが、本社はキプロス共和国のライセンス、日本向けサービスの運営会社ではセーシェル共和国のライセンスを取得しています。
その他、グループ全体ではイギリスの金融行動監視機構であるFCAやオーストラリアの証券投資委員会(ASIC)のライセンスを取得しています。
信頼性が高く、安全性の高い金融会社といえます。
顧客から預かった証拠金も分別保管されていて、保険にも加入しているので、万が一XMが倒産しても証拠金が返ってこないということはありません。
安全性、信頼性という意味では国内FX以上といえますので、安心して取引できる会社です。
XMは日本人人気No1の会社で日本語対応もしていますので、信頼性をネックに感じている人も、口座開設してみてください。