海外FX業者のXMで両建てを活かすと、大きく稼ぐことが可能です。
しかし、XMで禁止されている両建てのケースがあるため、注意しましょう。
この記事では、XMの両建てを活かして稼ぐ手法と、両建てが禁止されるケースについて説明します。
XMの両建てを活かして稼ぐ手法
XMでは、同一口座内での両建てを行うことが可能です。
両建ては、同一通貨ペアで買いポジションと売りポジションを同時に持つことです。
これは、例えばレンジ相場のように買いと売りのポジションを往復するような相場において、相場が上昇して買いポジションで利益を得た後、相場が下落して売りポジションでも利益を得ることができるなどのメリットがあります。
しかし、そのようにうまく買いと売り両方のポジションで利益を得ることができるケースは少ないです。
そのため、両建ては主に損切りのために活用されます。
XMでは上記以外にも、有効な両建ての活用法があります。
それは、取引量を維持したポジション変更のための両建てです。
これは、XMがマージンコール状態、つまり証拠金維持率が100パーセント以下になっても、追加ポジションを持つことが可能なため、できる方法です。
例えば、買いポジションを持っていたものの、トレンドが変わって相場が下落した場合に、証拠金維持率が低下した場合を想定しましょう。
通常は、損切りをするか、追加入金をすることにより、証拠金維持率を維持してロスカットを避けます。
しかし、XMでは同量の売りポジションを持ち、両建てのトレードをすることにより、新たなトレードでの収益チャンスに変えることが可能です。
これにより、ポジション量を減らさずに新たなトレードチャンスをつかむことが可能となります。
XMでは、全てのFX通貨ペアにおいて、また全ての口座タイプにおいて両建てが可能なため、うまく活用しましょう。
XMで両建てが禁止されるケースとペナルティ、対処法
XMでは、規約により以下に説明するケースにおいて、両建てが禁止されています。
これらのケースに違反すると、口座凍結や資金の没収などのペナルティが課せられる可能性があるため、行わないようにしましょう。
複数口座間の両建て
XMは、最大で八つの口座を開設することが可能です。
そのため、同じ通貨ペアで一つの口座で買いポジション、もう一つの口座で売りポジションを持てば、効率よく両建てで稼げそうですが、XMでは複数口座間の両建てが禁止されています。
禁止されている理由は、XMが採用しているマイナス残高リセットにあります。
これを利用すると、レバレッジを最大888倍までかけ、一つの口座では大きな利益を得て、もう一つの口座では多額の損失が生じても、マイナス残高分はXMが補填することとなるためです。
複数口座間両建ては、XMの運営側が簡単に把握できるため、必ず同一口座内で両建てしましょう。
XMの口座と他のFX業者の口座間での両建て
同様の理由で、XMの口座と、他のFX業者の口座との間で両建てをすることも禁止されています。
XMはインターバンクと直結しているため、他のFX業者の取引状況からトレーダーが紐づけられる可能性があり、両建てがばれてしまうと考えた方がよいです。
意図的に行う場合はもちろん、自動売買システムを利用している場合には、AIが自動的に口座間の両建てを行う可能性があるため、注意が必要です。
複数人の名義の口座間で行う両建て
複数名のアカウントを利用しての両建ても、禁止です。
これは、個人が自分と家族や友人の口座を別に開設して両建てするケースの他、知人同士でそれぞれの口座を使用して両建てする場合なども含まれます。
全くの他人の口座同士で、偶然に同じポジションを持っただけとの言い逃れも、XMの監督部署が複数人で、意図的に繰り返し両建てを行ったと判断した場合は、ペナルティが課せられてしまいます。
レートが急激に変動する時を狙った両建て
週明けの窓開け狙いの週末の取引や、米国の雇用統計など重大指標発表前の取引で両建てを行うと、ペナルティが課せられる可能性があります。
これは、XMのマイナス残高リセットを、本来の目的とは異なった使い方をしたと判断されるためです。
XMポイントを貯める目的の両建て
XMには、取引量に応じてXMポイントが貯まるしくみがあります。
XMポイントはキャッシュバックボーナスや、現金に換金することが可能なため、とてもお得です。
このXMポイントは、取引量が多いほどランクアップするため、両建てを利用して損益を減らしながら効率良くポイントを貯めることが可能です。
XMポイントを両建てを利用して貯める行為を繰り返すと、規約違反となる可能性があります。
まとめ
XMの両建てを活かして稼ぐ手法と、両建てが禁止されるケースについて見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- XMでは同一口座内でのみ両建てを行うことが可能
- XMには複数口座間の両建てなどが禁止されている
- XMの両建て禁止に違反すると、口座凍結などのペナルティが課せられる
XMでは、同一口座内で両建てを行うことが可能です。
両建てとは、同一通貨ペアで買いポジションと売りポジションを取ることにより、両ポジションでの利益や損切り、さらにはポジション量の維持などのメリットを得ることができる場合があります。
ただし、XMでは複数口座間の両建てなどが禁止され、それらに違反すると、口座凍結や資産没収などのペナルティが課せられる可能性があるため、注意しましょう。
具体的な両建ての禁止の条件とは、一人が複数口座を開設して複数口座間の両建てを行う、家族など他人名義の口座を使って両建てする、窓開けや指標発表を利用した両建てなどです。