チャートを画面上に複数表示させると、通貨ペアや時間足別の比較ができ、トレードの勝率を高めることができます。
Trading Viewで複数チャートを表示するには、原則として有料プランのみですが、無料プランでも複数のチャートを開くことが可能です。
この記事では、Trading Viewで複数チャートを表示する方法と注意点を説明します。
Trading Viewで複数チャートを表示する方法と注意点
無料プランで複数チャートを表示する方法
Trading Viewは、無料プランの「BASIC」でも多くのインジケーターやチャット機能などを使うことが可能です。
BASICでは有料プランのような、一つの画面を分割して複数チャートを開くことはできません。
しかし、Trading Viewのサイトを二つのウインドウで開き、それぞれ別のチャートを表示させることにより、複数チャートを表示させることが可能です。
開いたウインドウはそれぞれバラバラに配置され、そのままでは見にくいため画面にきれいに配置しなおしましょう。
Windowsでは、片方のウインドウで「Windows+←」キーを、もう片方のウインドウで「Windows+→」キーをそれぞれ押すと、左右にきれいにチャートが配置されます。
片方のチャートのみを大きく表示したい場合は、F11キーを押すと、ブラウザが全画面表示になります。
複数チャートを縦に並べる場合は、タスクバーを右クリックし、「ウインドウを上下に並べて表示」を押す方法もあります。
ただし、通常のパソコン画面は横長のため、縦に並べるとチャートが見えにくい欠点があります。
MacとiPadの場合は、「Sprit View」機能により画面を2分割することが可能です。
この方法は簡単ですが、一括変更が利用できるのは有料プランのみのため、時間足やカーソルなどを別々に動かす必要があり、面倒です。
無料プランで複数チャートを開くもう一つの方法は、サブウインドウを活用します。
「比較」を選択した後、サブウインドウに表示したい通貨ペアを入力し、「メインチャートに重ねる」のチェックを外します。
すると、サブウインドウに二つ目のチャートが表示されます。
サブウインドウのチャートはデフォルトではラインになっているため、ローソク足などに適宜、変更しましょう。
この方法は、無料プランでも時間足が同時に変更され、カーソルも一緒に移動するメリットがあります。
このように、無料プランでも複数チャートを表示することは可能ですが、表示できるインジケーター数が制限されるなど制約も多いため、より快適にトレードするには有料プランへの加入も検討しましょう。
各有料プランは、30日間の無料お試し期間があります。
有料プランで複数チャートを表示する方法
Trading Viewには、「PRO」「PRO+」「PREMIUM」と3種類の有料プランがあります。
そして、「レイアウトの選択」ボタンからPROでは最大2画面、PRO+では最大4画面、PREMIUMでは最大8画面まで分割してチャートを表示することが可能です。
レイアウトは多くのバリエーションがあり、2分割画面は2種類、3画面分割と4画面分割は各6種類、5画面分割・6画面分割・8画面分割は各2種類から選ぶことができます。
チャートの一つに変更を加え、他のチャートにも同様の変更をしたい場合、Trading Viewの有料版では、複数チャートの銘柄や時間足を一括で変更することが可能です。
一括変更できるのは、銘柄・時間足・日時などで、自分でカスタマイズできます。
画面分割して複数チャートを表示すると便利ですが、各チャートが相対的に小さい表示になるため、タブレットや画面が小さいパソコンを利用するかたは注意しましょう。
まとめ
Trading Viewで複数チャートを表示する方法と注意点について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- Trading Viewは無料プランでも複数チャートを表示することが可能
- 有料プランは簡単に複数チャートが表示できるだけでなくより多くの機能が使える
- 有料プランは、30日お試し期間が利用できる
Trading Viewには無料プランと有料プランがあります。
無料プランでも、ウインドウを複数表示する、またはサブウインドウを活用することにより、複数チャートを表示することが可能です。
より簡単に、便利に複数チャートを表示し、インジケーターの種類を多く活用したい場合は、有料プランを利用しましょう。
Trading Viewの有料プランは3種類あり、30日間のお試し期間があるため、無料プランとどう違うか、比較することができます。