Trading View(トレーディングビュー)にはデフォルトで100種類近くのインジケーターがあり、さらに追加でインジケーターを手に入れることも可能です。
この記事では、初めてTrading Viewをつかうかたでも理解できるように、インジケーターの表示方法と保存方法、およびTrading Viewでインジケーターを使う際の注意点を説明します。
Trading Viewのインジケーターの表示方法と保存方法
TradingViewでインジケーターを表示する方法は、チャート画面上部の「インジケーター」をクリックします。
表示されるウィンドウから、表示させたいインジケーターを選択しましょう。
「内蔵」の中には、無料プランでも使うことが可能な100種類近くのインジケーターがあります。
「公開ライブラリ」には、他のトレーダーがプログラミングしたインジケーターがあります。
「マイスクリプト」は、自分自身でプログラミングしたインジケーターです。
それらの中から表示するインジケーターを選んだ後、パラメーターやデザインの変更ができます。
間違えて表示した、もしくは不要となったインジケーターは、「Delete」キーを押す、もしくは「×」ボタンをクリックするだけで、簡単に削除できます。
インジケーターを保存する時には、「チャートレイアウトを保存」をクリックしましょう。
ただし、保存はログインしていないと利用できません。
保存したインジケーターは、次回ログインした際に、読み込みボタンより簡単に復元できます。
Trading Viewでインジケーターを使う際の注意点
Trading Viewにはインジケーターが多数ありますが、FXのチャートにあまり慣れていないかたにとっては、どのインジケーターを使ったらよいか悩むことがあるでしょう。
まずは、多くのトレーダーが利用する代表的なインジケーターを覚えましょう。
移動平均線(ADI)は、最も多く使われるインジケーターの一つです。
25日移動平均線の場合、過去25日の価格を平均した数値がグラフとして表示され、トレンドなどが簡単にわかるため、初心者から上級者まで使われます。
一目均衡表は日本人が命名したインジケーターで、価格の上下と時間を一目で把握できるのが特徴です。
RSIは、指定した期間における値動きの強弱がわかり、逆張りで使うと有効です。
ボリンジャーバンドは、平均価格に対する標準偏差、つまり価格が散らばる範囲を表示します。
±1σの標準偏差は約68.3%、±2σの標準偏差は95.5%で、通常は±2σのみを表示させておけば十分です。
その他にも、MACD・フィボナッチなどがよくつかわれます。
インジケーターは便利ですが、万能ではないため、トレンドラインや支持線・抵抗線を自分で引いたり、ファンダメンタルの要因も加えて分析したりすることが大事です。
インジケーターは有料プランにすると一度にたくさん表示することが可能になりますが、他のインジケーターが表示されにくくなることがあります。
例えば、RSIやMACDを表示するとローソク足が見にくくなったり、複数のインジケーターが重なることによりゴールデンクロスを見失ったりすることがあります。
そのような場合には、インジケーターの表示を整理しましょう。
インジケーターを右クリックし、移動や重ねて表示など、自分が見やすい画面表示にアレンジできます。
インジケーターの表示数はプランによって異なります。
無料プランのBASICは最大三つですが、有料プランのPROは五つ、PRO+は10個、PREMIUMは無制限です。
まとめ
Trading Viewのインジケーターの表示方法と保存方法、およびTrading Viewでインジケーターを使う際の注意点について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- Trading Viewは100種類近くのインジケーターがデフォルトで用意されている
- 表示したインジケーターは保存でき、次回ログインした時にそのままの状態で利用できる
- インジケーターの種類や特徴を知り、自分が見やすいように表示方法をアレンジすると良い
Trading Viewはデフォルトで100種類近くの豊富なインジケーターがある上、追加でインジケーターを手に入れることが可能で、多くのトレーダーが利用しはじめています。
インジケーターは簡単に追加で表示させることができ、不必要な場合は削除できます。
表示させたインジケーターを次回以降も利用したい場合は、保存しましょう。
多くのインジケーターがありますが、まずは初心者でも簡単に使うことができ、多くのトレーダーが活用するインジケーターを表示させ、徐々に種類や数を増やしていくと良いです。