スワップポイントとは、通貨ペアの2国間の金利差のことで、この差額分で利益を得ることができます。
スワップポイントは短期間で大きな利益を得ることはできませんが、ポジションを保有しているだけで貰えるので、コツコツ積み重ねることで利益になります。
この記事では、Titan FXのスワップポイントの確認方法やスワップポイントを狙った取引をする際の注意、スワップ取引で人気の通貨ペアについて紹介しています。
スワップポイントの基本
スワップポイントはポジションを建てたその日に決済せず日を跨いで保有することで、保有日数分の金利差が貰えます。
日本で人気の海外FX業者、Titan FXのスワップの特徴を以下で紹介しています。
- スワップポイントはポジションを決済せず、翌営業日に持ち越した場合にのみ発生する=ポジションを建てたその日のうちに決済した場合はスワップポイントは付与されない
- スワップポイントはポジションを保有している日数分受け取ることができる
- 同じ通貨ペアでも、スワップポイントはFX業者によって異なる
- 水曜日は週末分のスワップポイントと併せて3日分のスワップポイントが貰える
- 金利差がほとんどない通貨ペアのスワップは、買いポジション・売りポジションともにマイナスになることがある
- スワップポイントが取引口座に付与されるタイミングは平日のロールオーバー後(サーバー時間23:59-0:01)
スワップポイントは同じ通貨ペアでも業者によって異なるため、よりスワップポイントが高いFX業者を選ぶことがポイントです。
また、土日は取引はありませんがスワップポイントは付き、水曜日に併せて付与されるため水曜日はポイントが3日分貰えます。
スワップ狙いの取引で人気の通貨ペア
スワップポイントは、最初に説明したように通貨ペアの金利差のことを言います。
そのため、スワップポイントを狙った取引を行っている人には、高金利の通貨が人気なため、以下で紹介している通貨は高金利と低金利のペアです。
longとshortはTitan FXの買いスワップと売りスワップを表しています。
・豪ドル/円(AUD/JPY)
<long>2.63
<short>-6.33
経済情勢や政治が不安定な国は金利が高い傾向にあります。
しかし、オーストラリアは経済情勢や政治が安定していますが、スワップポイントが高めなため人気の通貨ペアです。
・南アフリカランド/円(ZAR/JPY)
<long>1.33
<short>-2.09
南アフリカランドは高金利の通貨で、取引保証金が少額で取引できるため人気です。
値動きの激しい通貨のため、取引の際はレバレッジを低く設定しておくのが無難です。
・NZドル/円(NZD/JPY)
<long>3.46
<short>-6.98
ニュージーランドもオーストラリア同様、経済情勢、政治ともに安定していてスワップポイントが高いため人気となっています。
※トルコリラ/円も人気の通貨ペアですが、Titan FXでは取り扱っていません。
スワップポイントを狙った取引をする際の注意点
スワップポイントを狙った取引をする際の注意点は以下になります。
- 通貨ペアの買いポジションと売りポジションに注意
- ポジションの長期保有が必要
- レバレッジの上げすぎに注意
高金利の通貨を売って低金利通貨を買ってしまった場合、逆にスワップポイントを払わなければなりません。
買いと売りのポジションの建て方に注意しましょう。
スワップポイントは1日数円~数十円程度なので、ポジションを継続して持っていなければほとんど利益を得られません。
しかし、ポジションの長期保有は為替変動のリスクが高まるため、スワップポイントでコツコツ得た利益を吹き飛ばすくらいの損失が出る可能性もあるので注意しましょう。
レバレッジを上げれば上げるほど利回りは良くなっていきますが、為替レートの小さな値動きで強制ロスカットが働く可能性も上がるため注意が必要です。
Titan FXとほかの海外FX業者のスワップポイント比較
先ほどもお伝えしましたが、スワップポイントはFX業者によって異なります。
スワップを狙って取引される場合はスワップポイントを公式サイトなどで確認しましょう。
Titan FXと日本で人気の高い海外FX業者のスワップポイントを表にまとめました。
ポイントでの比較
通貨ペア | スワップポイント(ロング/ショート) | ||
---|---|---|---|
TitanFX | XM | GEMFOREX | |
USDJPY | 8.2/-14.48 | 4.23/-10.07 | 0.213/0.287 |
EURUSD | -14.58/10.33 | -11.04/4.96 | 0.247/0.253 |
EURJPY | -4.52/-0.76 | -4.22/-2.32 | -1.5/-1.2 |
GBPUSD | -14.95/7.15 | -8.57/1.83 | -1.9/-4.5 |
GBPJPY | -5.04/-5.94 | 0.16/-7.54 | 0.14/-3.78 |
AUDUSD | -4.87/-0.7 | -4.25/0.55 | 1.63/-6.37 |
AUDJPY | 2.63/-6.33 | 0.43/-6.47 | 2.22/-8.38 |
NZDUSD | -2.82/-1.22 | -3.95/0.45 | 3.62/-8.18 |
NZDJPY | 3.46/-6.98 | 1.31/-6.89 | 5.81/-11.7 |
USDTRY | -245.46/142.79 | -285.15/129.85 | -65.9/30.8 |
スワップポイントの日本円換算
3つの通貨ペアのスワップポイントを日本円に換算し表にまとめました。
通貨ペア | Titan FX | XM | GEMFOREX |
---|---|---|---|
EURUSD | -1,567.3円/1,111.0円 | -1,187.4円/533.4円 | 26.5円/27.2円 |
USDJPY | 820円/-1,448円 | 423円/-1,007円 | 21.3円/28.7円 |
GBPUSD | -1,607.9円/769円 | -921.7円/196.8円 | -204.3円/-483.9円 |
※1lot(10万通貨)で計算しています。
※2019年9月22日のレート換算です。
スワップポイントは為替レートの変動や金利の変動によって日々変わるので、上の表は参考程度に留め、定期的に確認しましょう。
スワップポイントの計算方法
スワップポイントは理論上は下の計算式で計算できますが、スワップポイントは変動するため、XMなどのFX業者が提供している計算ツールを用いて計算するようにしましょう。
年間スワップポイント=為替レート×数量×金利差
1日のスワップポイント=年間スワップポイント÷365日
(例)1トルコリラ19円、1万通貨買って1年間保有(スワップが変わらなかった場合)
トルコリラの金利=16.5% 日本円の金利=0.1%
19円×10,000通貨×16.4%=31,160円/年
31,160円÷365=85円/日
Titan FXのスワップポイントの確認方法
スワップポイントはMT4から確認可能です。
①MT4を開き、左の気配値表示の確認したい通貨ペアを選択し右クリックします。
②「仕様」をクリック
③取引条件が表示されるので、下にスクロールすると「買いスワップ」と「売りスワップ」が確認できます。
まとめ
- スワップポイントは同じ通貨ペアでもFX業者によって異なる
- スワップポイントはポジションを保有している日数分受け取ることができる
- 高金利の通貨を売って低金利通貨を買ってしまうと、スワップポイントを払わなければならない
スワップポイントは、ポジションを保有している日数だけ貰うことができます。
そのため、ポジションを長期保有する取引方法の方におすすめです。
また、ポジションを建てた日のうちにクローズした場合はスワップを貰うことができません。
スワップポイントは、上の表にまとめたように、同じ通貨ペアでもFX業者によって異なります。
そのため、少しでもスワップポイントの大きい業者を選ぶことが大切です。
スワップ狙いの取引ではスワップポイントの高い通貨ペアを選びがちですが、高金利の国はインフレ率が高いため、通貨の価値が下がり為替差益による損失リスクが大きいと考えられます。
為替の値動きによるダメージの方がスワップで得られる利益より大きいので、高金利に惹かれてすぐに取引を始めるのはやめておきましょう。
高金利の通貨を売って低金利通貨を買った場合、スワップポイントを貰うはずが、逆に払うことになってしまうので、ポジションを持つ前に最新情報を必ず確認しましょう。