ループイフダンとトラリピは、ともにリピート系のシステムトレードです。
そして、海外FXで多く使用されているMT4でトラリピEAを利用すると、便利です。
この記事では、ループイフダンとトラリピの違いと、MT4でトラリピEAを運用するメリットとデメリットを紹介します。
ループイフダンとトラリピの違いは?
ループイフダンとトラリピは、とても似ています。
両方とも、価格が下がると買い、価格が上がると売ることを自動で繰り返します。
例えば、運用をスタートして価格が下落すると、一定値幅ごとに買い注文を行います。
そして、値上がりして利益が発生すると、売り注文を行って決済します。
そのような売り注文・買い注文を自動で繰り返すことで、利益が確実に積み上がっていくしくみです。
ループイフダンもトラリピも、レンジ相場において特に威力を発揮します。
ループイフダンとトラリピの違いは、取引コストです。
そして、取引コストが異なる最大の理由は、スプレッドの幅です。
通貨ペアにもよりますが、トラリピよりも後に登場したループイフダンのスプレッドの方が、スプレッドが狭いです。
そのため、国内でリピート系のシステムトレードを行うかたの多くが、トラリピからループイフダンに乗り換えています。
しかし、国内のトラリピやループイフダンは、金融庁の規制により最大レバレッジが25倍に規制されるため、大きな利益を稼ぐためには多額の資金が必要です。
そこでおすすめなのが、海外FX業者の多くが採用する取引ツールのMT4を活用したトラリピEAの運用です。
MT4でトラリピEAを運用するメリット、デメリット
メリット
MT4でトラリピEAを運用すると、ループイフダンよりもさらにスプレッドを狭くすることが可能です。
特に、豪ドル円やニュージーランドドル円などの通貨ペアはリピート系のEAと相性が良く、スプレッドもより狭く運用できるため、メリットが生かしやすいです。
また、高いレバレッジをかけることで、少ない資金でトレードできます。
最大レバレッジは業者や口座タイプなどにより異なりますが、海外FX業者の多くが日本国内のFXの最大レバレッジ25倍を大きく超え、500倍以上の最大レバレッジを採用していることもあります。
また、海外FX業者の多くはディーラーを仲介しないNDD方式を採用しているため、スリップページなどが発生しにくく、約定力が高いです。
MT4で使うことができるトラリピEAは多く存在し、その中には無料でダウンロードし、運用できるものもあります。
デメリット
トラリピは、基本的にレンジ相場で利益を上げるトレード方法です。
そのため、レンジがブレークしてトレンド相場になると、いったん損切りする必要があります。
レンジ相場かトレンド相場かをうまく見極めないと、強制決済などにより損失が膨らむ可能性があります。
そうならないためにレンジを拡大することも可能ですが、そうするとより損失が増大するリスクがあるため、当初決めた損切りは変えないことが原則です。
また、MT4でトラリピEAを運用するのは、FX初心者にはややハードルが高いです。
トラリピの「トラ」はトラップの略で、細かくトラップをかけて利益を獲得するしくみですが、そのトラップをかける値幅の設定などにコツが必要なためです。
まとめ
ループイフダンとトラリピの違いと、MT4でトラリピEAを運用するメリットとデメリットについて見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- ループイフダンとトラリピは似ているシステムトレードだが、スプレッドの幅などに違いがある
- 海外FX業者のMT4でトラリピEAを運用すると、スプレッドを狭くでき、数百倍の高いレバレッジを活用して少ない資金でトレードできるなどのメリットがある
- MT4でトラリピEAを運用すると、レンジ相場には強い反面、トレンド相場に移行すると大幅な損失が発生するなどのデメリットがある
ループイフダンとトラリピは、ともに人気の高いシステムトレードです。
両方とも、一定の幅で売り注文と買い注文とを繰り返すことにより、利益を確実に積み重ねていくしくみで、レンジ相場で威力を発揮します。
ループイフダンは、トラリピよりもスプレッドが狭いため、手数料を安くすることが可能です。
ところが、海外FX業者のMT4でトラリピEAを運用すると、さらに手数料を安くすることが可能な上、ハイレバレッジを生かして少ない資金でシステムトレードができます。
ただし、トレンド相場になると、損切りに失敗すると強制決済などで大きな損失が発生するなど、FX初心者には運用が難しいなどのデメリットもあります。