ハイレバレッジをかけることができる海外FXではスキャルピングでも大きな利益を狙うことが可能です。
しかし、スキャルピングを禁止している業者やスキャルピングに適していない業者もあるので、スキャルピングで利益をあげるには業者選びが重要です。
この記事ではスキャルピングに適した業者と選び方について紹介しています。
スキャルピングは初心者や忙しい方におすすめの手法なので、興味のある方は業者選びの際に是非参考にしてください。
スキャルピングとは
FXでは、スキャルピングトレード・デイトレード・スイングトレードという風にポジションの保有期間によってトレードスタイルに名称がついています。
スキャルピングとは、ポジションの保有期間が数秒~数分の短い時間の取引を一日に何度も繰り返す取引手法です。
そのため、一回の取引で得られる利益はかなり小さいですが、回数を重ね、こつこつ利益を積み上げていきます。
スキャルピングに適した業者とは
そもそもスキャルピングは国内では禁止している業者も多いです。
逆に、海外FX業者ではほとんど禁止されていません。
しかし、禁止していない業者ならどれでも良いというわけではなく、スキャルピングを禁止していない業者の中でもスキャルピングに適する業者と適さない業者があります。
スキャルピングに適した業者は以下の条件を満たしている必要があります。
- ハイレバレッジである
- スプレッドが狭い
- 約定力が高い
- スキャルピングを禁止していない
これらがスキャルピングに適する業者を選ぶ際になぜ必要な条件なのか、一つずつ紹介していきます。
①ハイレバレッジである
スキャルピングは先ほど説明したように、短期的な売買を何度も繰り返し、こつこつ利益を上げていく取引手法です。
そのため、同じ証拠金でも一回一回の取引でより多くの利益を出せるハイレバレッジのほうが効率が良いです。
国内FXではレバレッジが最大でも25倍ですが、海外FXでは1,000倍を超える業者もいくつか存在しており、ハイレバスキャルピングをするなら海外FXをおすすめします。
②スプレッドが狭い
スキャルピングは一日に何度も取引するため、スプレッドが広いと取引コストが嵩みます。
0.5pipsの業者・・・5,000円
2pipsの業者・・・20,000円
上記の例の場合、1.5pipsで15,000円の差!
このように、スプレッドは何度も取引すると、結構なダメージになることが分かります。
取引回数の多いスキャルピングにとっては0.1pipsの差も大きいので甘く見ず、よりスプレッドの狭い業者を選定しましょう。
また、取引にかかるのはスプレッドだけでなく、取引手数料もあるため、トータルの取引コストを確認するようにしましょう。
③約定力が高い
約定力の低い業者では約定に時間がかかってしまい、その間に相場が変動し、自分が注文を出した時の値と実際に約定した価格に差ができてしまいます。
これをスリッページと言い、この価格差はトレーダーにとってマイナスに働きます。
短い取引を何度も繰り返すスキャルピングトレーダーにとって、スリッページが何度も起こるとなかなか利益があがりません。
そのため、約定に時間のかかる業者はスキャルピングに非常に不向きです。
約定スピードはサーバーが置かれている場所とサーバーの提供業者で決まります。
EQUINIX社のサーバーが現在世界トップクラスの規模を誇り、東京にもサーバーを設置し約定スピードも急速に上がりました。
EQUINIX社のNY4データセンターにサーバーを設置している業者は、優れた取引環境を提供していると言えるでしょう。
④スキャルピングを禁止していない
これは当たり前のことですが、とても重要です。
もし禁止している業者でスキャルピングを行った場合、規約違反とみなされ、出金拒否や口座の凍結といったペナルティが科せられる可能性もあります。
禁止している業者では絶対にしないようにしましょう。
スキャルピングに適した海外FX業者
国内FXでは多くの業者が禁止しているスキャルピングですが、海外FXではあまり禁止されていないので、どの業者が良いのか迷ってしまいます。
上述したスキャルピングに適する条件を満たしているおすすめの業者を紹介します。
- Titan FX
- Tradeview
- AXIORY
- XM
①Titan FX
Titan FXはニューヨークにあるEQUINIX社NY4データセンターにサーバーを設置しているため、高速約定が可能になっています。
ブレード(ECN)口座はスプレッドが業界トップクラスの狭さであり、高い約定力でスキャルピングに適しています。
最大レバレッジは500倍と海外FXの中では並程度で、1ロットあたりの取引手数料は往復約700円です。
②Tradeview
TradeviewのILC口座もTitan FXに引けず劣らずの激狭スプレッドで、スキャルピング向きですが、初回入金額が10万円~と、まずお試ししたい方には少々ハードルが高くなっています。
Tradeviewでは取引ツールがMT4の他にcTraderも利用でき、このcTraderはECN取引に特化しています。
ECN取引ではブローカーを介さないため、約定拒否などトレーダーに不利な操作が行われることがありません。
また、取引の透明性が高いだけでなく約定スピードも速いことから、cTraderは手動でスキャルピングをする方にはおすすめです。
スキャルピングにおすすめのILC口座の最大レバレッジは200倍で、1ロットあたりの取引手数料は往復約500円と、低めに設定されています。
③AXIORY
AXIORYもTradeviewと同様に、取引ツールにcTraderが利用できます。
スキャルピングにおすすめのナノスプレッド口座は、最大レバレッジ400倍、1ロットあたりの取引手数料は往復約600円となっています。
初回最低入金額は20,000円~なので、Tradeviewの初回最低入金額と比べると、AXIORYは始めやすいですね。
「cTraderを使いたいけど10万円も入金するのはちょっと…」という方は、AXIORYをおすすめします。
④XM
XMは約定拒否やリクオートなしを提唱しています。
XMといえばボーナスに力を入れているイメージがありますが、スキャルピング向きのZero口座はボーナスがありません。
その分スプレッドが狭くなっています。
しかし、取引手数料は往復で約1,000円と他のFX業者と比べると高く感じます。
最大レバレッジは888倍と海外FXの中でも上位のハイレバレッジで、スキャルピングでも効率よく稼ぎやすいです。
まとめ
この記事では、スキャルピングに適した業者と選び方について紹介しました。
内容をまとめると以下になります。
- スキャルピングは国内FXでは禁止している業者が多いが海外FXではほとんど禁止されていない
- スキャルピングに適した業者は①ハイレバレッジである②スプレッドが狭い③約定力が高い④スキャルピングを禁止していない、のポイントで選ぶ
- AXIORYとTradeviewは取引ツールにcTraderが利用できる
海外FXでスキャルピングをするのは、ハイレバレッジで効率よく稼ぐことができ、NDD方式で約定拒否やスリッページなどが起こりにくいため、とても相性が良いです。
しかし、海外FXでもスキャルピングを禁止している業者がいるので注意しましょう。
また、一つの業者に口座のタイプがいくつかあったり、業者によって口座の名前が違いますが、スキャルピングにおすすめなのはスプレッドが狭いECN口座です。
スキャルピング向きのECN口座に特化した取引ツールのcTraderを使ってみたい方には、入金ハードルがTradeviewと比べて低めなAXIORYが良いと思います。
MT4でのスキャルピングトレードの場合、スプレッドの狭さやレバレッジ、約定力の高さなど、トータル的に見てTitan FXのブレード口座が良いでしょう。
気になる方は詳細をチェックして下さい。