国内FXをルールに従って行う限りにおいては、出金拒否される可能性はとても低いです。
とはいえ、FXで出金できないなど、消費生活センターに問い合わせがあるのも事実です。
この記事では、国内FXで出金拒否される原因と対策について解説します。
国内FXで出金拒否される原因と対策
普通に国内FXでトレードを行い、正規の方法で出金して出金拒否されることは、現在ではほとんどありません。
過去、1998年にFX取引がスタートした当初は、優良業者と悪徳業者とが乱立し、さらに取引のルールやしくみがあいまいだったこともあり、出金拒否を含む様々なトラブルが多発しました。
そのような状況を受けて、2005年には改正金融先物取引法が施行され、ようやくFXのルールが整い、FX業者も登録が義務づけられることとなりました。
これによりFX業者は淘汰され、出金拒否するような業者は自然と姿を消していきました。
それ以降も、細かい金融に関する法改正が行われ、ルール作りは現在進行中です。
国内FX業者は全て金融庁への登録が義務づけられているため、出金拒否などが報告されるとライセンスの取り消しなどがあることから、まず出金拒否はないと考えられます。
海外FX業者に関しては、日本の金融庁の登録を受けていないケースがほとんどのため、利用する際には注意が必要です。
国内FXにおいても、規約違反や口座凍結などの理由で出金できないケースがあります。
規約違反とは、FX業者が定める規約に違反することです。
規約は業者により様々ですが、例えば禁止されている自動売買ツールの使用、不正ツールを利用したトレード、スキャルピングなど禁止されているトレード手法、虚偽の名義の使用などがあります。
特に、スキャルピングはサーバーに大きな負荷をかける可能性があるため、業者によっては禁止や規制をかけられることがあります。
また、アービトラージを利用したトレードは避けた方が良いです。
さらに、一定期間トレードを行わないなどにより、口座が「休眠口座」となる場合があり、解除手続きをするまで出金できないこともあります。
その他に出金拒否で考えられるのは、出金限度額の制限を超えている、出金方法を間違えている、利用できない金融機関を使用している、口座の名義が本人以外になっている、などが挙げられます。
まとめ
国内FXで出金拒否される原因と対策について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 国内FXでは、過去には出金拒否などのトラブルが多発したが、現在では出金拒否はほとんど考えられない
- 国内FXは金融庁が管理し、ルールも整理されているため、安心
- 規約違反や休眠口座による口座凍結などの理由で出金できないことがあるため注意が必要
国内FXは、かつては取引ルールが整理されておらず、悪徳業者による出金拒否などのトラブルが相次いだ時代がありましたが、現在では取引ルールが整い、業者が淘汰されたことにより、出金拒否はほとんど報告されていません。
ただし、業者が定める規約に違反したトレードを行った場合や、口座を長期間使用せずに休眠口座になった場合、その他の単純なミスにより出金できない可能性があるため、注意が必要です。