iForexは、創業20年以上となる老舗の海外FX業者で、最大400倍のレバレッジをかけることができるなどの特徴があり、日本語のサポートも手厚いことで評判です。
FXだけでなく、CFDなどの金融商品も多く取り扱っていますが、取引時間がそれぞれ異なるため注意が必要となります。
この記事では、iForexの取引時間と主要市場の取引時間・相場傾向、iForexの金融商品ごとの取引時間の違い、iForexの取引時間外にできること、できないことを説明します。
iForexの取引時間と主要市場の取引時間・相場傾向
iForexの公式Webサイトは日本語に対応しており、質問なども日本語で対応してくれますが、取引時間の表示は日本時間ではなく、GMT表示です。
GMTとは、イギリスのグリニッジ標準時のことです。
そのため、取引時間を知るには、GMTを日本時間に変換する必要がありますが、iForexではサマータイム制による夏時間と冬時間の違いがあるため、注意が必要です。
夏時間とは、3月最終日曜日の午前1時~10月最終日曜日の午前1時までを指し、冬時間は夏時間以外の全ての期間です。
夏時間と冬時間の切り替わりは国や地域によって異なり、日本のように夏時間が存在しない国もあるため、複数の海外FX業者を使用している場合にはそれぞれで切り替わりの時間を確認しておきましょう。
iForexはヨーロッパのサマータイムが適用されており、日本との時差が9時間あるため、冬時間はGMT+9時間、夏時間はGMT+8時間が日本時間となります。
iForexでは、平日であれば24時間トレードが可能で、より具体的な取引可能時間は、日曜日22時5分~金曜日21時0分です。
日本時間に換算すると、夏時間は8時間プラスするため月曜日6時5分~土曜日5時0分、冬時間は9時間プラスするため月曜日7時5分~土曜日6時0分です。
iForexで扱うほとんどの通貨ペアは上記の取引時間ですが、マイナーな通貨ペアは取引時間が異なることがあります。
例えば、ロシアルーブルの通貨ペアはGMT表示で月曜日7時1分~金曜日15時59分です。
iForexの市場はFXを含めて140以上あり、指数・商品・株式・ETF・仮想通貨など取引可能銘柄は900以上にものぼります。
そのうちiForexで主要なのが、株式・商品・指数の三つのCFDです。
株式CFDは、世界的に有名な企業がそろっており、Facebook・Adidas・BMW・Google・Appleなどだけでなく、日本の企業も含まれています。
商品CFDは原油が有名ですが、コーヒーや穀類、金属などもあります。
指数CFDとは特定の証券取引所における実績の反映で、日経225やニューヨークダウ、ナスダックなどが有名です。
これらの取引時間は、金融商品ごとに異なっています。
iForexの金融商品ごとの取引時間の違い
iForexには、FX以外にも多数の金融商品がありますが、取引時間は市場ごとや商品ごとに違い、iForexの公式Webサイトで確認することが可能です。
詳しい取引時間を確認するには、iForexの公式Webサイトのマイページにログインし、新規注文画面の商品情報を見るとわかります。
公式Webサイトにログインしなくても、取引条件のページで取引時間をクリックし、一覧で見ることも可能です。
FX以外の金融商品も平日であれば24時間取引可能なことが多いですが、銘柄によっては時間が異なったり、取引時間が制限されたりします。
仮想通貨は、他のFX業者や仮想通貨取引所ではほぼ24時間いつでも取引できることが多いですが、iForexでは日曜日16時15分~翌日曜日12時15分(GMT時間、以下同じ)までのため、注意しましょう。
株式CFDの取引時間は、ほぼそれぞれの国や地域の株式市場が開かれる時間と一致しています。
ヨーロッパ各国の株式CFDだと、月曜日~金曜日の8時前後~16時前後のことが多く、日本の株式CFDは月曜日~金曜日の0時1分~5時59分です。
商品CFDの取引時間は、開始時間や終了時間が商品ごとに様々です。
エネルギーは日曜日23時1分~金曜日21時0分、コーヒーは月曜日~金曜日の9時16分~18時29分、穀類は月曜日1時1分~金曜日19時14分、原油が日曜日23時1分~月曜日22時59分および火曜日1時1分~金曜日21時まで、などです。
指数CFDの取引時間は、国によって、また銘柄によって大きく異なります。
日本人になじみのある日経225(日本225と表記)の取引時間は、日曜日23時1分~金曜日21時0分です。
その他の指数CFDも、平日であれば24時間取引可能ですが、FXと比較すると取引時間が制限されています。
さらに、これらのCFDでは数分~数時間の取引休止時間が1~2回もうけられていることがあるため、注意が必要です。
iForexの取引時間外にできること、できないこと
iForexでは、土日の他に年末年始にも取引時間外となることがあります。
それらの取引時間外では、注文の受付や変更・取り消しはできません。
そのため、金融商品ごとの取引時間を把握しておくことが大切です。
取引時間は、季節や各国の祝祭日・地政学的な要因その他のマーケットの状況により左右されるため、常に最新の情報を把握しましょう。
取引時間外に多額の損失が発生するのを防ぐために、逆指値を指定してストップロスをかけるなどの措置を取りましょう。
元日やクリスマスなど、iForexそのものが営業を行わない場合には、iForexからメール連絡が届くため、確認できます。
国ごとの祝日など、銘柄ごとに設定されている取引時間外に関しては、自分で注意しておく必要があります。
取引時間外にトレードに関する操作全般はできませんが、自分のトレードの分析や資産管理、金融商品の理解、iForexが発行するニュースや教材を勉強する、などのことができます。
まとめ
iForexの取引時間と主要市場の取引時間・相場傾向、iForexの金融商品ごとの取引時間の違い、iForexの取引時間外にできること、できないことについて見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- iForexの取引時間の表示はGMT表示され、サマータイムの影響もあることを知った上で日本時間に変換する必要がある
- iForexの市場は140以上、取引可能銘柄は900以上あり、それぞれ取引時間が異なる
- iForexの取引時間外には注文の受付や変更・取り消しはできない
iForexの取引時間の表示はGMT表示です。
日本時間に変換すると、FXのトレードが可能な取引時間は、夏時間で月曜日6時5分~土曜日5時0分、冬時間で月曜日7時5分~土曜日6時0分となります。
ただし、金融商品ごとに取引時間が大きく異なることがあるため、確認することが必要です。
iForexの取引時間外には注文の受付や変更・取り消しはできませんが、分析や勉強など、できることはあります。