数ある海外FX業者の中で、IFC Markets (IFC マーケット)は日本における知名度がやや低いです。
しかし、IFC Markets (IFC マーケット)は2006年に運営開始した実績がある上、他の海外FX業者にはない個性的な魅力があるため、これまでと違ったトレード環境を利用したいかたに特におすすめです。
この記事では、IFC Markets (IFC マーケット)のメリットとデメリットについて紹介します。
IFC Markets (IFC マーケット)のメリット
完全固定のスプレッド口座が利用可能
IFC Markets (IFC マーケット)では、完全固定のスプレッド口座が利用可能です。
これは、変動スプレッド口座と比較して取引の流動性が低い時間帯などでも、スプレッドが広がりにくいメリットがあります。
また、雇用統計などの経済指標が発表される際に、スプレッドが瞬時に大きく開くのが嫌なかたは、完全固定スプレッド口座が便利でしょう。
三つの取引ツールのうち、独自のNetTraderXが優秀
IFC Markets (IFC マーケット)で利用できる取引ツールは、NetTraderX・MT4・MT5の三つです。
MT4は世界中のFX業者で最も多く利用されており、MT5はMT4をさらに高性能化したものですが、NetTraderXはIFC Markets (IFC マーケット)のみで利用できる独自のツールです。
NetTraderXでは、複数ポジションの決済や、最大10銘柄のチャートを同時に見ることができるなど、独自の機能が満載です。
また、固定スプレッドと変動スプレッドが選択可能です。
さらに、後述する合併商品取引など、NetTraderXでしか利用できないトレード方法もあります。
ただし、MacOSなどNetTraderXにまだ対応していない端末もあるため、その場合はMT4またはMT5を利用しましょう。
0.001ロットから取引が可能(マイクロ口座のみ)
IFC Markets (IFC マーケット)では、デモ口座・マイクロ口座・スタンダード口座の三つの口座タイプが開設できます。
このうち、マイクロ口座でNetTraderXを利用した取引を行う場合、最低0.001ロットから取引が可能で、極端にいえば100円からトレードを開始することが可能です。
IFC Markets (IFC マーケット)には追証がなく、レバレッジが最大400倍までかけることができるため、少額投資でハイレバレッジ取引を行いたいFX初心者に適しています。
暗号通貨CFDなどの豊富な金融商品の取引が可能
IFC Markets (IFC マーケット)には約600種類以上もの取扱商品があり、これは他の海外FX業者を圧倒するほどの数です。
そのうち500種類以上にもおよぶCFDやForex商品を取り扱っていますが、特徴的なのが、暗号通貨(仮想通貨)CFDです。
暗号通貨CFDは、シカゴ・マーカンタイル取引所における仮想通貨先物に投資を行う金融商品です。
ビットコインなどの先物を扱う海外FX業者は少ないため、珍しいです。
その他にも、貴金属・商品先物・株・ETFなど多くの種類の金融商品が取引できます。
さらに特徴的なのが、あなた自身が作成できる、合併商品です。
これは、好みの金融商品を自由に組み合わせて売買できる取引で、あなたオリジナルの取引を行うことが可能となっています。
利息による配当を得ることができる
IFC Markets (IFC マーケット)では、フリーマージンに対して最大7%の利息を得ることができるのが大きなメリットです。
フリーマージンとは、口座残高-実行証拠金のことです。
利息による配当を受け取る条件は、1か月で最低10ロット以上の取引を行うことです。
利息率は、10~30ロットで1.0%、30~50ロットで3.0%、50~70ロットで5.0%、70ロット以上で7.0%です。
1か月で70ロット以上の取引を行うには、相応の資金量が必要ですが、銀行口座に預金するよりもはるかに大きな利息がつくことを考えると、お得です。
多彩な入出金方法が選択可能
IFC Markets (IFC マーケット)では、多彩な入出金方法が利用できます。
国際銀行振込やクレジットカード・オンラインウォレット・ビットコインなどが利用できますが、一番のおすすめはbitwalletです。
bitwalletは即日入金が可能な上、IFC Markets (IFC マーケット)口座への入出金手数料が無料です。
また、bitwalletから国内銀行口座への出金手数料が824円必要ですが、他の出金方法の場合はリフティングチャージ等で3,000円程度の支払いが必要となることがあるため、bitwalletの方がお得です。
IFC Markets (IFC マーケット)のデメリット
プロモーションがない
IFC Markets (IFC マーケット)では、入金ボーナスキャンペーンなどのプロモーションがありません。
そのため、入金不要での利用や、キャッシュバックなどを期待しているかたには、適していません。
スプレッドが広い
IFC Markets (IFC マーケット)では、多くの場合固定スプレッド制を利用することとなり、スプレッドが大きく開くことがない反面、スプレッド幅は最初からかなり広めです。
そのため、スプレッド幅の狭さを重視するトレーダーには不向きです。
日本人向けサービスが充実していない
公式Webサイトは日本語表記ですが、日本語として意味が通じにくい表現が散見されます。
また、問い合わせ方法はライブチャット・スカイプ・コールバックが利用できますが、万全な日本語対応は期待できません。
そのため、英語が不得意なかたは、問い合わせはメール中心となります。
他の海外FX業者では、日本語サポートが充実しているところが多くあるため、それらと比較すると、サービスの質が見劣りします。
さらに、日本語に対応できるスタッフが少ないためか、電話がつながりにくいとの口コミもあります。
まとめ
IFC Markets (IFC マーケット)のメリットとデメリットについて見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- IFC Markets (IFC マーケット)は独自の取引ツールNetTraderXが利用可能
- 暗号通貨CFD 、合併商品取引をはじめ多彩な金融商品のトレードができる
- 日本人向けのサポートが不十分
IFC Markets (IFC マーケット)は2006年に運営開始しており、実績のある海外FX業者ですが、日本人にはあまりなじみがありません。
他の海外FX業者にはない、独自の取引ツールNetTraderXを利用した取引や、暗号通貨CFD 、合併商品取引をはじめとした600以上の金融商品を扱うなどのメリットがあります。
また、利息による配当を毎月得ることができるのも、特徴です。
しかし、プロモーションがない、スプレッドが広いなどのデメリットに加え、日本語のサポートが不十分など、日本人には使いづらい印象があります。