海外FX業者を選ぶにあたり、公式Webサイトをチェックすることは大事ですが、それ以外にもSNSやブログ等の口コミ投稿が参考になることがあります。
それらの口コミ投稿が真実であるかどうかは不明なため盲信することは危険ですが、参考材料にはなるでしょう。
この記事では、海外FX業者のFXGiantsで過去に起きたトラブルと注意すべきことについて説明します。
FXGiantsで過去に起きたトラブルと注意すべきこと
日本の金融ライセンスがないと警告を受けた
令和2年3月31日、関東財務局よりFXGiantsが警告を受けています。
その警告内容は、無登録で金融商品取引業を行ったこと、より具体的にはインターネットを通じて店頭デリバティブ取引の勧誘を行ったこととされています。
さらに、業者名や所在地に関しても、虚偽の可能性があると指摘しています。
事実として、FXGiantsは日本の金融庁による金融ライセンスは取得していません。
ただし、これはFXGiantsに限らず、多くの海外FX業者は日本の金融ライセンスを取得せず、海外の金融ライセンスを取得しています。
詐欺業者であれば、海外の金融ライセンスすら取得していないでしょう。
申請額より多く出金される
FXGiantsは出金手数料がかからず、簡単に出金できますが、出金申請額より多額の出金をされるというトラブルが多発したことがあります。
ボーナスの一部が自動的に出金対象になったようで、ボーナスは元々出金できないため、口座から余分に出金されました。
また、出金拒否されたという口コミもありますが、これに関しては出金のルールに違反した可能性があります。
FXGiantsはトレードの制限が非常に緩いため、つい無茶なトレードをくり返すかたが存在し、それが度を過ぎた場合に出金拒否につながったと考えることができます。
日本語サポートになかなかつながらない
FXGiantsは近年になって日本語サポートサービスを充実させてきていますが、対応にはばらつきがあるようです。
特に多いのが、日本語サポートサービスになかなかつながらないというトラブルです。
FXGiantsは世界150か国以上にサービスを展開しているため、日本語への対応が遅れている可能性があります。
くり返し問い合わせるなど、気長に対応しましょう。
サポートサービスへの問い合わせ時間は、夜中の12時までと長めとなっており、それでも連絡が取れない場合はメールによる問い合わせが有効です。
IronFXと同じグループであるため注意
FXGiantsは、IronFXと同じ業者が運営していると言われています。
そして、IronFXには出金拒否などを行う詐欺業者との口コミがあり、2015年8月にはキプロス金融局より注意喚起声明が出されています。
また、2019年に日本で発生した「サタンプロジェクト事件」と呼ばれるFX詐欺案件があり、その事件に使われたFX業者がIronFXでした。
これらの事例がFXGiantsとどれだけ関連があるか不明なため、参考程度に気にかけておくべきでしょう。
以上、FXGiantsに関するトラブルや注意点を探してきましたが、口コミ情報ばかりで、実際に事件にまで発展したケースは発見できませんでした。
まだFX業者としての歴史が浅いことが理由かもしれませんが、極度に警戒する必要はないと考えられます。
気になるかたは、少額の入金やトレードからはじめられると良いでしょう。
まとめ
FXGiantsで過去に起きたトラブルと注意すべきことについて見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- FXGiantsは国内の金融ライセンスを取得していないが、海外の金融ライセンスを取得している
- FXGiantsより出金拒否されたという口コミが存在するが真偽は明らかではない
- 日本語サポートサービスにうまくつながらないケースもある
海外FX業者を利用する際、口コミ情報を参考にすると良いですが、信じすぎてもいけません。
FXGiantsにも、日本の金融庁の金融ライセンスを取得していない、出金拒否された、日本語サポートに不備がある、IronFXと関係しているから危険など、様々なネガティブな情報がありました。
それらの情報の信憑性をどの程度信じるかは、個人の判断に委ねられています。
自分の手で情報を集めていき、不安であれば少額のトレードからはじめましょう。