2021年3月に日本人向けサービスを開始した海外FX会社のFX Beyondは、両建てが可能です。
ただし、禁止されている両建てもあるため、注意が必要です。
この記事では、FX Beyondの両建てを活かして稼ぐ手法、FX Beyondで両建てが禁止されるケースとペナルティ、対処法について説明します。
FX Beyondの両建てを活かして稼ぐ手法
FX Beyondは、運営会社がパナマ籍で、ベトナムの金融ライセンスAVISOを取得した海外FX会社です。
- 口座開設ボーナスや入金ボーナスを受け取ることができる
- 最大1,111倍までレバレッジをかけることができる
- 追証なしのゼロカットシステムの採用
- NDD方式の採用
そして、FX Beyondでは同一口座内における両建てのみ認められています。
両建てとは、同一通貨ペアの買い注文と売り注文を、同じタイミングで同じ数だけ行うことです。
両建ては、リスク回避のために行われることもありますが、両建てをうまく活用して稼ぐ方法もあります。
スワップポイント
まずは、スワップポイントを稼ぐ方法です。
スワップポイントは毎日一回発生し、売りと買いのスワップが合計でプラスになったり、両方プラスだったりした場合にプラスのスワップが蓄積されていきます。
ただし、スワップポイントがプラスになるタイミングは限られており、スワップポイントを利益とするにはポジションを決済する必要があります。
稼げるとしても、少額ずつとなるケースが大半で、大きく稼ぐのは難しいです。
ナンピン
次に、レンジ相場で有効なナンピンです。
ナンピンは、チャートが一定の間隔で上下をくり返すレンジ相場において有効です。
ナンピンは、例えば下落しているタイミングで買い注文をし、下がるたびに買い注文と売り注文の両建てを行います。
やがて上昇するタイミングになると、買いポジションと売りポジションの相殺分を除いて、トータルでプラスとなるという方法です。
ただし、これは理論どおりにうまくいかないケースが多く、レンジ相場からトレンド相場に移ると損失のみ抱えることになります。
臨機応変に、レンジかトレンドかを見極めながら行うには、ある程度相場の動きを見極める能力が必要で、中級以上のFXトレーダーでないと難しいでしょう。
初心者のFXトレーダーは、スワップポイントを地道に稼ぐ方が無難です。
FX Beyondで両建てが禁止されるケースとペナルティ、対処法
FX Beyondで認められている両建ては、同一口座内でのみ認められており、複数口座間の両建て、他の海外FX会社との両建て等は禁止されています。
複数口座間の両建てとは、同一通貨ペアはもちろん、相関関係の深い通貨ペアにも当てはまり、自分名義でなく家族や友人などの他人名義でも、両建てはできません。
また、FX Beyondの口座と、他の海外FX会社の口座間を利用した場合でも、両建ては禁止されています。
TitanFXなど一部の海外FX会社では、他の海外FX会社との両建てを認めていますが、両方の海外FX会社が認めていない限り、やはり禁止となります。
現実問題として、多くの海外FX会社では複数口座間の両建てや他の海外FX会社の口座同士の両建ては禁止しています。
それ以外にも、FX Beyondでは過度のスキャルピングやボーナスを悪用しての両建ても禁止されています。
スキャルピングを過度に行うかどうかの判断や、ボーナスを悪用しているか否かは、FX Beyond側の判断に委ねられますが、くり返し行うと規約違反になりやすいため注意しましょう。
また、接続遅延やシステムのエラー等による価格差が生じた場合の両建ても、意図的に行ったと判断された場合は規約違反と判断されます。
上記の規約違反を行った場合、口座凍結などの厳しい処分となることがあり、FX Beyond自体を利用できなくなる可能性もあるため、両建ては規約に則って行いましょう。
まとめ
FX Beyondの両建てを活かして稼ぐ手法、FX Beyondで両建てが禁止されるケースとペナルティ、対処法について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- FX Beyondでは同一口座内の両建てのみ可能
- 複数口座間の両建てや他の海外FX会社の口座間の両建ては規約で禁止されている
- FX Beyondの両建てで稼ぐ方法はスワップポイントやナンピンなどがある
FX Beyondでは、同一口座内の両建てのみ認められています。
スワップポイントを利用して稼ぐ方法が簡単ですが、大きく稼ぐのは難しいです。
ナンピンを利用する方法は、損失につながるケースも多いため、あまりおすすめしません。
複数口座間の両建てや他の海外FX会社の口座間の両建てなど、禁止されている両建てを行ってはなりません。