豪ドルに関する通貨ペアは、米ドル、ユーロ、ポンドなどと並んで人気が高いです。
スワップポイントをねらったトレードなどもできますが、勝つためにはチャートの値動きだけでなく、オーストラリアの金融政策をRBAを通じて知ることも有効です。
この記事では、2023年のRBA開催時期(スケジュール)と注目ポイントについて説明します。
2023年のRBA開催時期(スケジュール)と注目ポイント
RBAは、オーストラリアの中央銀行に当たるオーストラリア準備銀行のことです。
そのRBAは、オーストラリアの夏休み期間に相当する1月を除く年11回、毎月第1火曜日に金融政策理事会が開催され、政策金利の決定などの金融政策が発表されます。
また、その2週間後の第3火曜日に議事録が公表されます。
- 2月7日(火)
- 3月7日(火)
- 4月4日(火)
- 5月2日(火)
- 6月6日(火)
- 7月4日(火)
- 8月1日(火)
- 9月5日(火)
- 10月3日(火)
- 11月7日(火)
- 12月5日(火)
RBAの発表で特に注目されるのは、オーストラリア中央銀行が決定する政策金利です。
オーストラリアでは、10年前の2012年ごろには4%を超える政策金利でしたが、その後は下落を続け、2020年12月には0.1%まで下がり、その状態が1年以上継続しました。
その後、2022年5月ごろから政策金利は急上昇を続けました。
2023年3月7日(火)のRBAにおいては、10回連続となる0.25%の利上げが行われ、3.60%となりました。
これは、2012年6月の3.50%を上回る利上げで、インフレを大きく抑制するための世界全体の動きにならった形となっています。
今後も政策金利の利上げが継続される可能性もありますが、欧米の動きを見るとインフレが落ち着きを見せ、利上げの据え置きの動きも見られるため、RBAも急激な政策金利の上昇がいったん止まる可能性があります。
逆に、金利がさらに上昇すると利上げが継続し、リスク回避の観点から豪ドルが売られるなどの事態も予測されるため、RBAの発表は注目すべきでしょう。
まとめ
2023年のRBA開催時期(スケジュール)と注目ポイントについて見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- RBAはオーストラリア準備銀行の略で、政策金利などの金融政策を決定する中央銀行の役割を持つ
- RBAでは、1月を除く年11回、毎月第1火曜日に金融政策理事会が開催される
- RBAでは10会合連続で利上げが続いており、今後の動向に注意が必要
オーストラリアの中央銀行に当たるRBAはオーストラリア準備銀行の略で、FXをするかたにとっては1月を除く毎月第1火曜日に開催される金融政策理事会の発表には注意をはらいましょう。
RBAの金融政策理事会では政策金利の決定が行われ、その増減で為替に大きな影響を及ぼします。
2022年5月以降、10会合連続で政策金利は利上げとなっていますが、インフレや消費の動向、世界全体の経済や金融政策などをふまえつつ、RBAがどのような発表をするかに注目し、豪ドルを中心とした投資に活かしましょう。